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敗けている間は舐められる勝負事 プロの世界も慣れ 野球の目的はホームを踏むこと 今週のダイジェスト

2016.12.19鹿島の善戦を讃えている場合ではない。プロは勝ってはじめて褒められる。

レアルの選手からは、鹿島の健闘をたたえるコメントが多かった。そして、日本のサッカーが進歩していることを讃えていた。これに喜んでいてはだめだ。この発言は明らかに見下した表現だ。勝負事は勝てなかった相手に褒められたら、なめられていると捉えないとバネにならない。イチローがWBCの韓国戦を前に「向こう30年日本に手を出せないと思わせる勝ち方をしたい。」と言っていたのは、選手としてはすごくまっとうな意識だった。これに、韓国は大いに憤慨したが、イチローのプロとしての発言は正しい。

 

 

2016.12.20勝負の分け目は慣れですよ。分かった人だけ極みへ達する

プロで活躍することなく、去って行った多くの実力者たちもプロのレベルに通用しなかったと思っている選手ばかりではない。そのときの状況で自分の特徴より他の選手の別の特徴が選ばれたり、絶対に打てないとまで敗北感を抱いたわけでなく、さらにプロのピッチャーにどうしようもないというわけでもないのに2割5分の成績から抜け出せず、2割6分の選手が使われたというわずかな差かもしれない。

 

 

2016.12.21慣れによって制圧したスターたち

たとえば野球の素人も、目(動体視力とか)はプロの一流並みにあるかもしれない。プロは、体格の良さ、スイングの速さ、肩の強さ、投球の速さ、足の速さ、運動神経、野球センスといったものは明らかに素人より上なものの、目の良さについて素人と差があることをはっきり判断できる情報がない。目で捉えることができれば、もしくはプロの投手の球を見続けて慣れれば、「打てない球でもないな」という感覚になるかもしれない。これにプロの体格、スイングスピード、技術がそなわれば打ち返せる。と思うのではないか。慣れだ。

 

 

2016.12.22プロとアマのストライクゾーンの違いにとまどう

高校野球のピッチャーは投げ損ないでもストライクと言ってくれるから楽になる。ストライクゾーンに来た球をボールという主審はまずいない。逆にボールゾーンをストライクと言う主審は一試合の中で数多い。そんな高校野球を通過してきたピッチャーは、レベルの上がったプロの打者に打たれるというよりこの狭くなったストライクゾーンのおかげで打たれる。狭いストライクゾーンへ入れようとする神経、その心もちが最も影響する。ピッチャーにとってストライクゾーンの差は、プロのレベルの大きな壁だ。これに対応していくことで、プロで長く飯が食えることになる。慣れだ。

 

 

2016.12.23弱小チームの間違った鍛錬 うまくはなるけど勝てはしない Vol.22

野球の勝負は9回トータルで相手より1点多くとっていればいい。つまりは、相手より1度多くホームベースを踏めばいいということ。なにもヒットの数を競っているわけでも、ホームランを打たなければいけないわけでもない。それらは、相手より1度だけ多くホームベースを踏むための手段でしかない。だから、ジャストミートして強い打球を打ってヒットを打つことが必ずしも必要なわけではない。

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