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東東京準々決勝で帝京が、ゲッツー崩れの勝ち越し点献上の際のプレーに猛抗議。1塁走者の激しいスライディングに執拗に抗議をしたのだ。本来、監督に抗議権はない。ルールとしておかしいという疑問を審判団に投げかけるのならわかるが、プレーの判定についての抗議を執拗に行うのは許されていないはず。あわや没収試合かというものだった。たしかに、1塁ランナーはゲッツー崩しに行っている。ただ、それも関係なく2塁ベースを触塁したセカンドは1塁に転送できていた。1塁ランナーのプレーに関係なく、タイミングとして1塁は間に合っていなかった。つまり、このプレーがあろうがなかろうが、結果は一緒だった。それなら抗議をしても認められるわけがない。けが人もいない。帝京の選手は、特に不満に思っているわけでもなく、監督だけが興奮していた。それだけ焦っていたのだろう。選手が監督をなだめ、守備につこうとすると監督がベンチに戻れ、試合続行するわけにはいかないというシーンが繰り返されていた。
準決勝の桐光学園‐横浜高校 中川温存で敗れた昨年のこのカードだが、着実に返すこともでき、つながりもあるチームの桐光がどんな戦いをするか。桐光に満塁ホームランが出て、同点に追いつき面白い試合になった。横浜が1点勝ち越した後の5回、ノーアウト1塁からセカンドゴロエラーが出た桐光学園は痛かった。しかし、ノーアウト1,2塁ともらったチャンスに横浜がノースリーからエンドランをしかけるという、いまいち不可解な作戦で内野フライ。その後、一直ゲッツー。チャンスをもらった横浜が桐光を助けるプレーが印象深い。
2017-8-2 清宮も早実のキャプテンとして、仲間とともに甲子園出場だけを見つめた
清宮も早実のキャプテンとして、仲間とともに甲子園出場だけを見つめた。1年の甲子園でも、日本代表でも、昨年の夏も敗けて涙を見せていた清宮も、3日前の決勝で敗れたときは、3年生キャプテンとして引っ張る立場だったからだろう、必死にこらえようとした。だが、インタビューで仲間のことに話を振られた瞬間、こらえきれなくなっていた。高校野球に賭けた仲間との2年数か月の濃い時間を思い出すと言葉に詰まる。
2017-8-3 滞空時間の長い外野フライには、経験のない打球なので外野手は、下がっていいのか、
ホームラン数は大きな意味を持たない。話題性を提供するだけのものであり、多くの人の関心を買うため以外ない。高校野球のホームラン数は練習試合を含み、試合数や相手がバラバラであり、相手のピッチャーのレベルも知れない、比較をするに無理がある。数も公式記録員が数えているわけではなく、あくまで各チームでのスコアブックを基にしており、記録といってもあまり価値があるものではなくなる。超高校級の選手にとってたとえば、予選の一回戦であたるようなピッチャーの球などフリーバッティングだ。そういったピッチャーを多く打ったり、多くの練習試合をこなせば、数に差が出るのは当然で数字だけ比較して優劣は計れない。相手の力量が低い可能性が大いにあるので騒ぐことじゃないわけだ。ベスト8以降、あるいは全国レベルで量産して、そこで初めて騒げばよい。
2017-8-4 日本代表監督は稲葉で再出発 目指す野球は変わらない スターたちよ勝手にやってくれ
監督を決める機構に、野球の将来への方向性や革新をする目はない。野球についての深い考察を持たないので無難な稲葉にした。稲葉の発言からは、野球に関して感心する発言を聞いたことがない。事を荒げない発言と無難な見識という事なかれに終始する稲葉は使い勝手としては最適だ。稲葉は、大事なのは「選手の和」とか言っていた。つまりは、選手に対してあれこれ言わず、気持ちよく、勝手にプレーしてくれということだ。機構の思惑をよく忖度している。
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