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101回履正社VS星稜 大阪は桑田清原のPL85年以来、決勝負けなし ランナーにとどめを刺す 今週のダイジェスト

2019-8-20 大型チーム同士の決勝に決まった101回 履正社と星稜

中京-星稜  序盤から着実に加点していく星稜。中京は早々にピッチャーを代えてきた。その方がいい。エース左腕は球威がないので長いイニングを抑えるのは難しい。右バッターにはしっかり振られていた。しっかり振られているということは、ボールがよく見えているということだ。3回、中京サードの1年生のダイビングキャッチは見事だった。ただ、そのあと、きっちりタイムリーを浴びた。この辺が星稜の実力。

 

2019-8-21 星稜の圧倒的有利

決勝は星稜圧倒的有利だ。奥川という大黒柱がいるから誰もがそういう目でみるだろうが、準決勝での90球近い投球で決勝は万全で出て来られるかはわからない。としても、調子が悪くとも履正社を抑えるピッチングは可能だ。昨夏の吉田の決勝を迎える時に比べて、準決勝での勢いある奥川のピッチングを見れば、決勝で疲れ果てている状態というのは考えにくい。

 

2019-8-22 履正社初優勝 大阪は桑田清原のPL85年以来、決勝負けなし

星稜としては拙攻が目立った。仙台育英戦で長打爆発7打点の今井を外して2番に置いた元々レギュラーの有松がレフトへのヒットを何を見間違ったか2塁まで進んでしまい刺される走塁ミスで潰した。その後、2死2塁としてファールで粘る3番知田が最後は顔の高さのボール球を振ってしまった。4回内野安打で出た内山を送らなかった。4,5,6番と右が続く星稜打線はここは打って行ってもいい場面だ。ところが、5番大高は打ち上げてしまった。結果2死1,2塁までして、やはり右バッターの奥川は甘い球を打ち上げた。5回は走りたい場面で1塁ランナーが牽制に飛び出した。ここは勝負の場面なので、ランナーの気持ちはわかるし、ミスとも言い切れない。ただ、星稜の攻めがうまくいかない。焦ってくる。6回先頭をヒットで出し、1死1,2塁から6番福本はワンストライクスリーボールとした。ストライクが欲しいピッチャーにストレート一本で思い切って行ける場面でおあつらえ向きに外目のストライクが来た。よしっとばかりに打ちに行ったが、先っぽに当たり最悪のピッチャーゴロゲッツー。星稜は空回りの攻めが続いた。

 

2019-8-23 キャッチャーからの送球 バント空振り時、ランナーにとどめを刺す

2塁にランナーがいる時、バントのサインが出たとする。この時、2塁ランナーは投球のコースがわかるので、ストライクに行った球はきっとやるだろうという神経が働く。2塁ランナーとしてはスタート良く、機敏に3塁へ到達しようとする。そこで打者がストライクコースの球を空振りした時、意表を突かれた形で3塁方向へ体が向いてしまうのだ。守る方としてはランナーが飛び出のは一歩でいい。体重が3塁方向にかかった時に、そのタイミングで送球がするとランナーはそこから還っても間に合わない。ランナーがベースから離れているのはわずか数メートルだ。40m近く離れているキャッチャーから2塁までの送球の到達の方が速いということになる。

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