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ホームランを打つべく体力 コールドゲームの見方 外野手と内野手 ベストナインを打順で選び 今週のダイジェスト

2020-1-20 ホームランを打つべく大前提としての体力があるのか

プロの技術は参考にはすべきだが、マネをしてもうまく行かないことは多い。代表としてホームランの打ち方がある。プロが実践するホームランの打ち方を参考にはしていいが、同じことをやればいいということにはならない。そこには、フェンスを越えられるだけの体力があるのか、ということが大前提にあるからだ。一般人より小さいケツ、ひ弱な下半身、脆弱な体格をしたホームランバッターはいない。ホームランを打つべく、大前提としての体力がプロにはあるので、その打ち方でいいということがあるのだ。

2020-1-21 コールドゲーム=実力差ありとは必ずしもならない

サッカーは点が入りにくい競技だ。実力が離れていると思われる両者でも0-0が続くことは珍しくない。だから、最終的にPK戦で勝敗を決することになっても実力拮抗とは限らない。その理由は、サッカーで得点するには、あのゴールという枠にいれなければいけないということが、難しいのだ。どれだけポゼッションが高くても、枠の中に入れるフィニッシュが難しい。だからサッカーで拮抗差を見るならポゼッションだろう。ポゼッションが拮抗していれば、実力は拮抗していると言えそうだ。一方、野球でコールドゲームとなったら、即、実力差があったとみなすこともできない。

2020-1-22 コールドゲーム=実力差ありとは必ずしもならないⅡ

それは、野球がピッチャー次第の競技だからだ。野手8人をイチローでそろえても、ピッチャーが大量失点したらコールドゲームがあり得る。すると、8人イチローがいるチームに、どんなチームを相手に持ってこようとも実力差があるという判断になるわけがないので、コールドゲームが則、実力差の開きということが当てはまらないということになる。プロで20点近く点を獲った次の日の試合は全然点が獲れず、敗けてしまうなどということがあるのはこれのせいで、野球はピッチャーでリセットされるからだ。ピッチャーが1流のプロ野球選手で並べ、野手を大学生で並べ、相手チームはピッチャーが高校生、野手をプロの1流選手で並べた場合、前者のチームに分があることになる。つまりプロが1人、アマチュア8人のチームと、プロ8人、アマチュア1人のチームなのにプロ1人のチームの方に分があるということだ。

2020-1-23 外野手の脚 内野手のグラブさばき

外野手で脚に特徴がない名手はいない。内野手の場合、足がことさら強調されない選手でも名手と呼ばれる選手はたくさんいるが、外野手にはいない。外野手に最も多い、フライを捕るというプレーは、いわばキャッチボールの延長ともいえる。フライはイレギュラーやバウンドを合わせるという行為がないので落下点の判断が決まれば、あとは捕るだけで事足りる。だから名手となるには捕れそうにないような打球に追いつかなければ上手いとはならないのだ。脚が止まった状態で捕ってもうまいとは言われないわけだ。ここに球際に強いグラブさばきが加わり名手となる。

2020-1-24 ベストナインは打順から選ぶ 守備と打撃は別の人で

ここで、守備は守備専門がやっていいルールを採用すれば解決する。つまり、攻撃と守備が違う人間でいいというルールだ。アメフトのように、攻撃する人間と守る人間が交代する制度。さすれば、ポジションのスペシャリストと、点を獲るためのスペシャリストでチームが構成できる。実際に野球のルールとしたら、とても高度なプレーがいつも展開され、とてもスリリングになり、特徴ある選手が多く見られることになるだろう。

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