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一般用語となった野球用語 高校野球のレベル スライダーとカットボールのちがい 今週のダイジェスト

2021-9-20 強い相手にほど礼を言いたい

闘志を多く燃やした勝負のあとほど礼をしたくなり、握手をしたくなる。いい試合をした後ほど、相手と握手したい、讃えたい、敬意を表したい、ありがとうを伝えたい。試合中は闘志を持って臨み、相手を食ってやろう、倒してやる、という気持ちだが、そんな気持ちにさせてくれた相手にありがとうを伝えたい。いい試合を経験させてくれて、俺の感情を揺さぶってくれて、ありがとう。こうして、高校生は一気に成長するだろう。試合後折り鶴を持って行ったり、握手をしに行ったりするのはその気持ちだ。何かせずにはいられない。これこそスポーツの存在意義。

 

2021-9-21 野球用語は一般語

先日のオリンピックでスケボーの13歳も、笑顔でセーフと両手を広げていた。これはパフォーマンスがギリギリ失敗しなかったという意味で仲間に示したのだろう。スケボーのルールの中でセーフというのはないはずで、野球から一般に広がったからだ。つまり、野球で安全を意味するセーフはあらゆるシーンで危険や失敗回避に両手を広げて示すことになる。逆にアウトは一般生活でもそれはダメ、というものに親指を立て腕を挙げる。政治家の不祥事には「これは完全にアウト」と表現し、退場を迫る。

 

2021-9-22 高校野球のレベルは地方大会から雲泥

地方大会の成績は当てにならない。いくら打ったかは地方のレベルの落ちるピッチャーからなので当てにならないし、奪三振にしても弱い相手を含むので同様だ。打撃は水ものの上、地方はレベルが雲泥。最初の方の弱いピッチャーを打っただけなら甲子園大会とは別物となる。逆に地方で低ければ、それは打撃技術の低さを明確に示すことになる。

 

2021-9-23 ボークはとられるのではなく選手が犯している

審判はルールにのっとって判定しているだけのはずだ。とられるのではなく選手が犯している。ルール違反をした、決まりから外れていた、ということだ。ボークなら決められたやり方を逸脱した動きをしたためペナルティが課されるということだし、ボールなら決められた範囲の中に投球が収まらなかったからであり、ストライクはその逆だ。この表現をしてしまうのは見分けがつきにくいギリギリの場合があり、それを一瞬で判断しなければいけないからだ。

 

2021-9-24 変化球は握りと軌道と効果 スライダーとカットボールのちがい

日本で言うところのストレートの握り、いわゆるフォーシームだが、最もスピンが利いて速い球が投げられるとされる。これを少しずらすことでカットボールという変化球になる。カットとはストレートを少しカット(切る)ということで、真っ直ぐと同じように向かい、打者の振り出しに少しスライドさせることで真芯を外す球とされている。フォークボールは食事に使うフォークのように指を広げるのでこの言い方をする。日本だけだ。カットボールはその握りと変化の様子からカットという言い方だが、フォークボールは変化の仕方はその意味に込められておらず、握り方の様子だけだ。

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