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ベンチ前の円陣の意味 ウソ、見栄、勘違い プロのプライド 高度な技術がいつしか卑怯者 左ピッチャーを苦にしない左打者は存在しない 今週のダイジェスト

2022-10-3 ベンチ前の円陣は勝利に近づくのか

円陣の形態をとるのは、小さく囲んで大勢に一気に伝達が可能だからだろう。ベンチ前で円陣を組まずとも、ベンチの中でもまとまるし、いっぺんに伝達できる。すると、相手には気づかれる効果は一緒となるだろう。ベンチの中で大勢がまとまっていれば相手には何やってんだ?という気にさせられる。ただ、この場合、観客へのアピールが少なくなってしまう。以上の事を勘案すると、守りから帰ってきて選手がベンチに座る前に外で小さく集めてさっさと伝えることが一番効率がいいという事だからだろう。

 

2022-10-4 ウソ、見栄、勘違い プロのプライド

技術が高度になり、情報が多くなった今では、選手の狙いが見ている側にははっきりわからなくなった。詰まることは打者の負けとの認識があるから、たとえヒットになっても「飛んだところがよかった」とか「ラッキー」と片付けられてしまう。しかし多彩な変化球に対応するには打者も多彩な技術で対応し、芯を外しても外野の前に落とす打ち方などを磨いている。

 

2022-10-5 勝負はだまし合い 高度な技術がいつしか卑怯者に

隠し球は卑怯との見方をする。ランナーが打者へコースや球種を伝達するのは卑劣と考えが変わった。打者へに伝達は少年時の野球指導でも当然に行われていた。サインを読み取り、ランナーコーチから打者へ伝達するのも昔は高度な作戦だった。今はサイン盗みと言われる。そもそもサインを複雑にしているのは、読まれる可能性があるからだ。相手をだますのは勝負の常套だ。というより勝負はだますことを前提にできている。裏をかく、相手の心理を読む、種をまく、といったことは高度な技術であり、戦略だ。変化球だって相手をだますためにある。

 

2022-10-6 左ピッチャーを苦にしない左打者は存在しない

右打者に右ピッチャーを苦にしない好打者とは言わない。この言い方は左打者に向けてだけだ。それは右ピッチャーが多く、さらに昔はもっと多く、右ピッチャーに対峙することが当たり前であり、さらに右打者が多いから右対右が圧倒的に多くなるため、いちいちその発想すら生まれず、右打者の対右ピッチャーを意識したりしないからだ。これに対して左ピッチャーは少ないので、打ちにくくなる左打者が左ピッチャーから割とヒットを打っていると、左ピッチャーを苦にしないと言い出す。

 

2022-10-7 道具を大事に扱いなさいの根拠はなんだ傑作選 2014年6月30日

道具の手入れをすればうまくなるのなら苦労しない。その根拠はどこにあるのか。道具を大事にするというより、それが一番使いやすく、良いプレーができる状態だからそうしているわけであり、道具をそっと扱うとうまくなるわけではなく、投げたり放ったりするとうまくならないわけではないはずだ。

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