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ピッチャーがキレを求める理由 うまく、さりげなく ダブルスチールの掟 今週のダイジェスト

2022-11-1 ピッチャーがキレを求める理由 キレが必要とされる理由

プロのピッチャーが球の質を高めようとトレーニングするのはいわゆるキレを求めるからだ。そしてキレがいるのはストライクからボールに変化する球をストライクに見せ、狭いストライクゾーン以外の球も振ってもらわなければいけないからだ。またはストライクの球で打ち取るためにキレが必要になってくる。ボール球がストライクならキレがいらなくなる。

 

2022-11-2 自慢の速球を打ち砕くホームラン新記録のスイング

ファールフライで決着すると、場内からは拍手が起きた。村上の打席は最も注目が集まることになる。そこへ球の速いピッチャーが真っ向勝負で対する。右ピッチャーが左打者の三冠王を押す。自慢の投手陣が三冠王に真っ向投げ込み、フルスイングで対するという戦前からの前評判を実践するシーンが繰り広げられ、プロの技術を楽しみに来場した観客の満喫の拍手だった。

 

2022-11-3 うまい奴ほどプレーはさりげなく

後方に走りながら打球の落下地点とフェンスの位置を把握し、この打球を捕るにはフェンスにぶつかるとわかりながら走っている。いざ捕球の体勢に移り、の位置がわかると今度は捕球の体勢とフェンスにぶつかり方を即座に判断する。背中をフェンスに預けるようにして衝撃を少なくし、その前で飛びながらキャッチできると余裕を持った。激突しながら好捕と表現するメディアもあるが、激突ではなくクッションのようにした。

 

2022-11-4 起死回生のダブルスチール 傑作選2014年1月7日

逆に走ってきた場合は、ピッチャーのモーションを盗んだ時で、100%成功すると思った時だけ走る。そうなると近くて投げやすいとしても、モーションを盗まれた時点でキャッチャーは刺せない。ところが一塁ランナーは二塁ランナーの動きを見ながらでないとスタートが切れない。(内川は見ないで走ったが。)だから、一塁ランナーのスタートは、自分のタイミングだけで切れるものではなくなってしまい、キャッチャーからすると二塁で殺せるチャンスがあるわけだ。だから三塁で殺そうとはせず、あえてステップして距離の遠い二塁で殺そうとするのだ。三塁で殺すか二塁で殺すか。キャッチャーは一瞬で判断しなければならない。

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