2023-11-27 プロは憧れだったけどなっちまえばたいしたことなかった
高校生に億単位の金を用意して、来てもらおうとする産業など野球界くらいしか思いつかない。高卒ドラフト1位を拒否して大学へ進む選手は4月にプロを選んで入団した時と大学に入学した時では実力は変わらないのに、かたや億の金を手にして、かたやお金を払って野球をするという天と地の差になる。それでも人生設計として大学を選ぶのは、人生は金ではないということ、大学へは行きたいということ、あるいは大学野球を経験したいということ、あるいは今、プロへ行くより大学で実力をつけた方がいいということ、あるいは大学へ進んでからの方が結果的にはもっと多くの金を手にできるほどの実力を身につけることができるということ、などの理由。
2023-11-28 ドラフト制度は若者の希望をつぶす仕組み 喜んでいるのは周りだけ
江川は空白の一日という虚に出たことと記者会見での態度、そして小林を犠牲にしたという目によりヒールになった。江川も最後は意地だったように思われる。マスコミの取り上げ方や社会の反応への反骨があったと思われるのだ。桑田は同僚の清原を裏切った形にとらえられたが、桑田も同様に巨人への憧れがあった。そんなチームから1位指名されれば、それは行きたい、という気持ちになるのは当然。
阪神内野陣にとって不利となるはずの守備記録だが、勝負については有利にはたらきそうだ。それは土に慣れている分、難しい守備で鍛えられるという見方ができるから。他のチームは人工芝でぬるま湯に浸かっているので、いざ甲子園に来るとプレッシャーがかかり、守備の乱れが起きやすくなる。
‟流れ”に関してはゲームの中で目立ったプレーについて「あのプレーがなければ勝敗は分からなかった」などと言うケースがある。いかにもそのプレーが勝敗を決めたかのようだ。しかし、試合というものは一球、一球の積み重ね、いや、球と打者に投じなくとも点が入ったり、アウトになったりすることもあるのでインプレ―の一挙手一投足の積み重ねと言える。
2023-12-1 そもそも精神で勝負していない 戦略で勝負している
ボールをストライクと言われたらそれでバッティング不利になる。ピッチャー有利のカウントになればピッチングの幅は広がる。バッティングはカウントで行うことから、バッターとしては残されたチャンスが減らされることになる。ボール球をストライクと言われた時点でバッターとしてはパフォーマンスのポテンシャルを落とされるわけだ。ボールをひとつ選ぶ選球眼だってバッティングのうちであり、むしろ好打者というのは選球眼の良いバッターを言う。