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大谷との野球は気を使う ヒットを狙うかホームランを狙うか 練習を堪能するプロ 金のためのプロ青春のための高校野球 今週のダイジェスト

2023-2-7 大谷と一緒のチームは二度とかんべん

かつては大谷を伸ばすこと、ファンを喜ばすこと、が仕事だったが、今回は勝つために大谷が必要ということだ。しかも数試合のことだから、体調を気遣いながらフル回転で使っていいし、他の選手の方がいい、と思えば使わない決断だっていい。大谷起用ということでは意味が全然違うので楽だ。むしろただ使えばいいだけだから、一緒にやることが楽しいだろう。

2023-2-8 確率の高いヒットを狙うか たまに出ればいいホームランを狙うか

試合でホームランが出ないのは確率が下がるからやらないのだ。ホームランが出ないと言うより、出さない。100メートル先まで飛ばすには、そのための打ち方をしなければいけない。フェンスを越すイメージを持って、そういう身体の使い方をする。すると、確率が落ちる。凡打の可能性が高まる。不確実性が高まる。それはホームランの確率は高めるが、ヒットの確率は下がるのだ。バクチの打ち方と言えよう。

2023-2-9 試合を見せるまでもなく堪能させるプロの技術

あいつの肩の強さを今日も見に行くか、あいつのグラブさばきを堪能しよう、今日はあいつが投げるならピッチング練習を傍で見てやろう、ホームラン王争いをしているあいつのバッティング練習で放物線にうっとりしよう、あいつの走塁練習でそう快感を味わおう、そうして自宅から車で15分の立地も幸運し、いそいそと、いや、ウキウキと球場へ足を運ぶのだ。これがプロ。

2023-2-10 金が頭にあるプロ野球 青春に胸焦がす高校野球

プロでは確率が高いプレーをあえて選択しないということがある。そのひとつが盗塁をしないという選択。ある場面で盗塁の成功率が5割くらいという感覚があるとする。打者のヒットの確率が良くて3割とすれば、走るという選択をとることの方が妥当であるはずだ。しかし、プロでは後ろの打者の年俸や契約内容=生活に影響するので走らないと選択することが多くある。また、シーズン序盤であったりしたら、そこで盗塁を成功させて点をとっても負けてしまえば、わざわざ走らせなくて良かったという判断になる。序盤の1敗のために打者に1球待たせてストライクにでもなってしまったら、打者が不利な状況になってしまいかねないので盗塁をするという選択はしないのだ。

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