2023-2-27 舞台は整えた、さあやってくれ 国際戦で生まれたあのビッグプレーを整理しておくⅡ
源田のプレーはセーフティバントであるはずが、三塁ランナーが生還し得点が入ったから、スクイズととらえていいと思われて両方をくっつけたらセーフティスクイズになっちゃったということだ。セーフティバントでもあり、スクイズのみたいな形であるから、まとめてセーフティスクイズとしてしまったわけだ。しかし、セーフティバントのセーフティとセーフティスクイズのセーフティの意味は違うはずだ。
可能性としてはピッチャーの方が高いだろう。一般にこういうトーナメント戦となれば、準決勝にエースが投げるとされる。決勝戦はもう勝とうが負けようが最後の試合だ。優勝するためには準決勝を勝たなければいけない。だから、準決勝にエースを投げさせ、エースで負けたら仕方がない、という状況をつくる。決勝は、後は野となれ山となれ、という部分があり、いざとなれば総力戦で残存戦力を使い切ればいい、と開き直れる。
2023-3-2 WBC一戦必勝の戦略 選手の入れ替え 外れるのは誰だ
WBCはアメリカ球界が先導している。アメリカはシーズン途中で優勝戦線に残っていれば、離脱したチームから補強することが当たり前。そういう戦法にまったく違和感がないのだ。かたや日本は和を大事にする性質があるから一体感とかみんなで目指すとか、というところに感動を覚える。チームで力を合わせて優勝を勝ち取ることに意義を見出すことが多い。だからこのような選手の入れ替えによりそれまでチームに貢献していた選手がチームから離れることにさびしさや非情を感じてしまい、制度として受け入れづらい。
ヒットによる走者としての負担はピッチングに支障が出ることになるので、そこには制限をかける。つまりホームランのみチームへの貢献となる。1試合なら何ともないが、シーズンを戦うプロで長くやるには走ることは制限せざるを得ない。ヒットを打つことがチームのマイナスになるというレアケースが生まれる。だから打率は求めない。