野手のレギュラーになるにはポジションを獲得しなければいけなく、それはだいたい一人にひとつだ。ピッチャー以外のポジションは8つでキャッチャーは専門職。その他の7つということになるが、高卒新人は大きく育てたいから決めたポジションでしか、だいたい使わない。内野手は4つの中の一つかせいぜい二つ。外野は3つのうちどこでも打撃を生かして使おうという判断はできやすいが、それでもその3つの中にわんさか先輩がいて、内野崩れの選手もいる。清原も前半は苦労したし、立浪は育てるというチーム方針で我慢してもらえた。
ひと冬越えると球速が増す、と言う人は多い。特に成長期のピッチャーは体の成長とともに一気に増すものだ。ひと冬越えたらと言うのは、野球がオフシーズンに入り、試合がないから、ボールを扱わないで体力向上を目的とするトレーニングに切り替えることが多いから。ひと冬越えたらスピードガンで5㌔以上増しということも珍しくない。そして高校生活で球速20㌔増し、大学のピークでは150㌔台ということは珍しくないのだ。だから中学時代はピッチャーをやっていなかったとか、体が小さく球は遅かったとか、名門校ではなく公立校に進んだとかいう選手が大学を通じて速球派のピッチャーとしてプロの目にかかるというケースは多いのだ。それならば、ひと冬と言わず、普段からやっていればいいじゃない、と思うほど。
2025-2-13 プロに戦力均等など不要 アマは自由なのに
ところで神宮の三塁側ブルペンの傾斜は高いのか、低いのか。一般に高めに作っていた方がピッチャーは投げやすい。だからブルペンをいじわるして三塁側を低くしていたらかえって本番が高く感じて投げやすいということになるかもしれない。打者がおもりをつけて素振りをするのと同じ効果だ。
ピッチャーという生業はどういうものか。速い球、三振をとる、勝ち星が多い、これらは結果にすぎず、辞書に翻訳を載せるとしたら自分の持ち球を意のままに操る技ということになる。ピッチャーの仕事は点をやらないことであり、試合を作ることが仕事になる。それには腕を振ってコントロールすること。これが必須条件。


