もし、監督が指示を出さず、プレーヤーそれぞれ考えて好きにやれ、ということならそんなものはあり得ない。そういう意味でのノーサインなんて絶対ダメだ。それはチームプレーが成り立たなくなるからだ。これはチームの能力を狭めることになる。
高知中央の監督はPL出身の山野監督。PLを模したユニフォームは話題になった。山野監督は桑田と清原のひとつ下だそうだ。監督が母校に思い入れが強いとユニを変えることがよくある。石見智翠館の指揮を執るのもPL学園出身の末光監督。石見智翠館のユニフォームは、今はなき、PLを彷彿とさせるものだ。末光監督は元ヤクルト・宮本と同期で二遊間を組んでいたそう。山野監督と末光監督は2つ違いということになるから、高校時代同じ時を過ごしたことになる。今はなきPLへの思い入れが両者に出ているのだろう。
野球部員は、それら演奏や踊りを一緒にしてないでじっくり野球を観察した方がいい。野球名門校ですら一様にそうしているが、野球名門校が落ち着いて試合を観ろ、と指導することはないのか。その認識で野球名門校なのか。結局、力のある個人を連れてきているだけか。
2025-8-15 野球は点をやらない競技 脚と守りで長く野球をやる
長いシーズンでひとつ相手より勝ちが多ければチャンピオンとなるプロの世界は、全ての試合を勝とうとしない。負け試合をつくりながら、リーグの中でチームを有利な位置にもっていくゲームだ。そのためにも、計算しやすい守備のチームをつくるのだ。そこにピタリハマったのが若い荒木だったわけだ。荒木は、脚力と守備力、そして細身ながら身体能力の高さがあった。鍛えれば、戦力になると踏んだのだろう。かつて、オリンピックの時だったと思うが、荒木が選手として一番、アブラがのりきっていると思われる頃にその名前が日本代表になかったことがあった。その際、落合は、「俺だったら荒木をセカンドにするけどな。あいつは世界一のセカンド」とものすごく高く評しているのが、とても印象に残っている。


