リクエスト制度が浸透したことから、審判は自分の意志とは逆の判定をしてプレーを止めないことを
優先しているかもしれない、ということを以前、記した。
それはプレーを止めてしまうと、判定が覆った際どの時点へ戻すのか、止めなかった場合どうなっていたか、わからないからだ。
2021-3-30 リクエスト制度があることからプレーは止めない判断をする審判
2021-3-31 インプレーの判定をしていた方が保守的 プレーを止めない判断をする審判Ⅱ
2021-4-1 サヨナラホームランなら、その後の試合展開に影響しないから一安心 プレーを止めない判断をする審判Ⅲ
2021-4-2 審判の判定が覆ってはいるものの、審判自身の判断は覆っていないプレーを止めない判断をする審判Ⅳ
基本的には、セーフコールを優先することになる。
セーフコールをしておけばプレーは続けられる。
たとえば、2死2塁で内野ゴロに1塁がはっきりしないタイミングの時、審判がアウトと思って
そこでアウトをコールしてしまうと、守備側は全員が力を抜いてベンチへ戻ろうとする。
ここで2塁ランナーがホームへ突っ込んでいても、無視していい。
だが、セーフコールをすれば、1塁手はホームへ送球するだろう。
こうしてプレーは続く。
セーフコールをすれば、2塁ランナーの生死にかかわらず、終わってから見直せばいい。
アウトコールで、セーフに覆った場合、後のプレーがどうなっていたかわからない。
だから、審判はアウトだと思っていてもセーフをあえてコールするよう変貌しているかもしれないということ。
同じ状況で外野フライに外野手が突っ込み、ノーバウンドか、ショートバウンドでの捕球か
判断が難しい時も同様だ。セーフコールを優先する。
では、あえてアウトコールすべき状況というのはあるだろうか。
プレーをつづけるということで考えればないように思われる。
あえてセーフコールをしたがために、野手はプレーを続けなければならなくなり
余計なプレーがミスを呼び状況が変わるということがあるが、この場合でもあとからアウトとなれば
やり直しがきく。
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