毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

審判の判定が覆ってはいるものの、審判自身の判断は覆っていないプレーを止めない判断をする審判Ⅳ

プレーを止めない判定を優先する審判について、今日で4回目。

 

2021-3-30 リクエスト制度があることからプレーは止めない判断をする審判

2021-3-31 インプレーの判定をしていた方が保守的 プレーを止めない判断をする審判Ⅱ

2021-4-1 サヨナラホームランなら、その後の試合展開に影響しないから一安心 プレーを止めない判断をする審判Ⅲ

 

2015年、まだリクエスト制度がない頃、

広島の松田オーナーや緒方監督が審判の重責について言及していた。

「広島・松田オーナー怒り強調「ウチが優勝でけんかったらどうするんよ」

しかし、そんなことは、事が起きる前から想像できたことであり、

事が起きてから言っても仕方がない。審判の重責ではなく、仕組みの欠陥を指摘すべきだった。

こんなことは、起きうることがわかりきっていたのに、そこに始まる前から異議を

大きく唱えていなかった球団自身の責任でもある。

 

かなり浸透してきて、使い方がわかってきたリプレー検証だが、見直しても間違えることがあるということがわかった。

リプレー映像を人の目で見ての決断は、神としているようだ。

リプレーで判断したことは、間違いなく正しく、全ての人が納得するらしい。

文明への絶対の信頼ということだ。

 

リクエスト制度がある今はプレーを止めないことを審判が選択する、あるいはしているかもしれない。

アウトと思ってもセーフにして続けるケースがあるかもしれない、ということ。

とりあえずセーフを選択しておいてプレーを続け、止まったところで、さあ見直しましょ、となるのだ。

 

だから、審判の判定が覆ってはいるものの、審判自身の判断は覆っていないことになる。

アウトに違いないと思っていても、わざとセーフコールをするかもしれない。

そして、ベンチからリクエストがない場合や既に使い切っていて権利がない場合でも、

審判の判断で見直します、という制度に変貌していくかもしれない。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP