2019-7-1 プロの野球はあくまでプロだからできることⅡ 大谷のマネをしてもうまくはいかない
プロの野球はあくまでプロだからできることと、プロの仕組みだからとる戦術というものがあり、全てを真似てはいけない。また、プロの体があったればこそ、プロが提言する技術を実践できるケースというのもある。プロの中ですら、体力の差から目指すプレースタイルが変わるくらいだ。大谷の打棒は、大谷のあの体があるからできる技で、全ての一流プレーヤーが大谷のマネをしてもうまくはいかない。
2019-7-2 プロの野球はあくまでプロだからできることⅢ 武器になる脚
脚があれば、走塁を生かして、少ないヒットで、あるいは短いヒットで、あるいはノーヒットで、得点が可能となってくる。プロのチーム作りは、相手守備力が高いので、脚だけでは得点していくことが難しいと判断し、強打者を優先する。特にロングヒッターを好む。ただ、イチローのようなハイスペック選手が9人並んだら、守る方は疲れるだろう。高校生以下の技術が未熟な野球なら脚を9人そろえた方が強いチームになるはずだ。脚があれば、当然、守備にも期待が持てる。守備がうまいということは単に、グラブさばきだけでなく、脚力が備わっていることをいう。
2019-7-3 プロの野球はあくまでプロだからできることⅣ 脚が起こす奇跡
打撃は水もの。昨日4安打の選手が今日ノーヒットなんてことは珍しくない。筒香が三振した球を中島がホームランする可能性がある。バットという道具がそれが可能とさせる。脚があれば、当然守備にも期待がもてる。だが、西川の守備を筒香がやる可能性は全くない。この奇跡は絶対に起きない。脚がある選手はみんながあきらめた打球に追いついてくれる可能性があるが、筒香にはこの奇跡は絶対に起きない。野球のレベルが下がれば、下がるほど足は大きな武器になる。
2019-7-4 判定は正確こそ是 どんどん機械化が進み、人間はいらなくなるだろう
審判は人間だから、ミスジャッジも起こる。これは最初から誰しもわかってやっていることなのだ。わかっているのに、そのままにして問題が起こるたびに騒いできた。そして、ついにテクノロジーに頼ることになった。テクノロジーに頼ると、皆が納得し出したので、それまで何十年も騒いでいた誤審だの、威厳だの、抗議だの、提訴だのが一気に沈静化してきた。何だったのか。それも、MLBが始めると、すぐにいつものように追従する。そして、多くの事があっという間に解決してしまった。はしっこい。
2019-7-5 判定は正確こそ是 最も重要なのは事実より納得
サッカーにおいても野球においても、その他の競技においても機械による判定が促進されている。まあ、それが自然な流れだろう。映像による確認は、事実が映し出されていることに疑いを挟む人はいないし、冷静に落ち着いて振り返ることで敵も味方もファンも抗議している人も全ての人が納得しているから。判定について、最も重要なのは事実かどうかというより、むしろこの納得の方だ。だから、機械によるものだけでなく、副審性によりプロがそれだけ集まり、落ち着いて出した判定はそれで納得いく。
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