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1芸に秀でることが光を当てる

以前、道具を使うスポーツは長く続けられるという話をした。

 

その内容は選手寿命と道具 山本昌50歳 ホームラン王

 

選手寿命と道具 山本昌50歳 ホームラン王のつづき

 

道具の介在があればあるほど、長くできることになる。

 

今、レジェンドなどともてはやされている

山本昌、葛西、伊達、カズと皆、道具を使うスポーツだ。

 

この中でもサッカーは道具といってもボール一個なので

肉体の能力が多くの割合を占めるので長くはできない部類のスポーツだ。

引退はほとんどが20代。カズはプロのレベルにない。

 

道具を使わない陸上で

素人がマラソン選手に勝つなどありえない。

 

キロ3分で42.195キロを走る。

今のマラソンはキロ3分では勝てないほどだ。

どこかで2分台の走りをしなければならない。

 

体脂肪率が10パーセント以上の素人がキロ3分で走り続けるなんて

数キロがいいところだ。

それくらい、差がある。

 

たとえば体操。

素人があれだけの技はとうていできない。

ひねりながらの宙返りなど、どうやるのか想像すらできない。

 

鉄棒では、技のひとつにも数えられない蹴上がりすら

一般の人ではできない人が圧倒的に多いことだろう。

 

そもそも、

体操をやるに必要なあの肉体を手に入れることからして大変だ。

 

たとえば、水泳。

一日何十キロも泳ぎ、陸にいるより水の中の方が楽。なんて感覚

考えられない。

 

長い距離を移動するなら

水泳選手が泳ぐ方が、一般人が走って移動するより速いだろう。

 

こういう肉体のみの単純スポーツは体力がものをいう若い頃が有利であり、

長くやることは難しい。

 

ここへ道具が介在すると途端に技の熟練や経験で

その肉体差を補うことができる。

また、道具に自分の意思を預けることになると、

道具の性能が肉体差を凌駕してくれる。

 

すると

こういったスポーツはプロとアマの差があまり開かなかったり

素人がプロに勝ったりする場面が出てきたりする。

 

次回の水曜日に続けよう。

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