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内野守備 基本の動き

ワンプレーが勝負に影響するということでクライマックスシリーズでの日ハム中島の後逸を取り上げた。

それはコチラ 2016年10月17日のコラム

コチラも 2016年10月18日のコラム

そこからショートバウンドやハーフバウンドは、手の届く範囲は捕る側の責任となるという話をした。

それは、コチラ 2016年10月20日のコラム

そして、内野の守備にまで言及した。コチラ 2016年10月31日のコラム

 

そこで内野守備について基本の動きを説明しよう。

守りについての基本、正面のゴロ。

 

基本はまず、左足の前でゴロを捕りに行く。

この際、正面に対して真っ直ぐ前に出て捕りに行くと思わぬエラーを起こすことがある。

これは、向かってくる打球に対して正面から見てしまうと距離感がとれないからだ。

よく、打球に対して衝突するという表現を使う。

 

車やバイクが正面から迫ってくるとスピード感がいまいちつかめない。

自分の感覚より、速く到達し、気づいた時には自分のすぐ前なんてことは経験ないだろうか。

横から見ると打球のスピードと軌道がわかりやすいのだ。

 

そのため、正面に来た打球に対しては、守る野手は一度右に少し移動し、

右斜めの位置から打球を見て、そこから正面に入るようにするとスムーズな動きとなる。

 

右斜めの理由は、内野手の場合は右利きだからだ。

 

内野手が右利きなのは(ファーストを除く)最も送球の機会が多い一塁が、

セカンド、サード、ショートから左に位置しているから。

 

左に位置していることから右利きの選手が右から投げた方が、捕ってすぐに放れるわけだ。

左に位置している一塁へ左利きが投げようと思ったら、

捕った後、一度向きを変えてから放らなければならず時間がかかる。

 

一塁へ最も送球の機会が多い内野手は、右利きが捕球後、自分の左の方向へ投げることから

ゴロに対して一度、右へ移動して正面で捕れば、 つまり正面になるには、

右から左へ移動することになるので、捕ったあとその勢いのまま

左へ足を動かしながら送球できることになる。

 

これが、右に一度移動してから正面に入り捕球していては、捕った後、

一旦踏ん張り左方向に送球しなければならないわけだ。

 

また、右利きということは左にグラブをはめるわけで

一度右に移動し右斜めから打球を見て、左に移動しながら正面に入れば、

左にはめたグラブが打球に近いわけで

腕を最大伸ばすことができ、捕球するにグラブを自由に使いやすいことになる。

 

ただ、速い打球の場合は、一度右へ移動し右斜めから打球を見ている暇はない。

 

こういった場合は、斜めから見ることより重要なひとつの動きがある。

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