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相手選手を観察することで情報を得るという話のつづき。
過去の内容はコチラ⇒2018-2-19 ガッツポーズしていたら、その程度で喜んでいるのかと相手の器が知れる 野球は心理戦
2018-2-20 チャンスだからとイケイケは、マウンド上で苦しい顔のピッチャーに気が付かない
そして、相手を観察するに、その任から全く無関係にできないのがキャッチャーだ。
バッテリー間のサイン交換が終わったあと、相手ベンチに目をやる。
味方野手に指示を出し、ピッチャーに球種を指示するキャッチャーとしては
相手の作戦を知ることは、必須だ。
相手の出方を知ることができれば、それに合わせた指示が出せる。
また、相手を観察するということは間を生む。
間を生むとは考える時間を増やすということ。
高校野球などの若年層の野球は間がほとんどない。
間と心理を競る野球でこれは、本当の勝負をしているとは言えない。
野球には一球、一球間があり、この間を使い、心理を読んでプレーを選択する。
これにより、バッティングの1ミリのタイミングをズラしたり、
守備位置を一歩変えたり、走塁の一歩を早くしたりする。
これが、勝敗を分ける。高度な野球の戦いはそういうもの。
相手を観察し、間を生む習慣を続けていれば考える野球が身に付き、
視野の広さを身につけさせ、ゲームに臨む心の余裕を生む。
自分のプレーのことばかり考えていて、打てなかったらどうしようとか
エラーしたらどうしようと思っていたら観察している余裕はない。
観察できる余裕は、
自分のプレーについては普段の練習でこなせるという自信を持ったことで生まれる。
自信からくる余裕により観察にまで気が使えるようになるわけだ。
観察し、間をつくるプレーが出来れば、レベルを上げる野球ができるようになる。
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