盗塁という作戦は成功確率の低いということを記した。
2018-12-5 走らなかった場合も盗塁阻止とすれば阻止率は跳ね上がる
盗塁の能力がある選手が試みることで、やっと成功の可能性が高くなる。
確率が低いと見ることもできる盗塁という作戦はギャンブルに映る。
だが、ギャンブルではなく、堅実な作戦という場合もある。
盗塁をする機会というのは、1塁にいる時で、前にランナーがいない時、
そしてゲームの展開によるという、いろいろな条件が重なる必要がある。
点差が離れている状況で走って1点獲っても仕方がない時は、連打を期待して走らない。
試合終盤で1点獲っても勝てない場面では、わざわざ走らない。
ここは勝負をかける時という場面、ピッチャーやキャッチャーのくせを見抜いた、
変化球カウント、失敗しても次の回の打順がいい、などの条件の時に敢行することになる。
盗塁というのは、その能力がある選手が、スコアリングポジションに進み、得点する状況をつくり、
自チームの試合展開を有利に運ぶために敢行する。
そのため、その機会は少ないということになる。
だから、盗塁を試みるべき時に、行われるため盗塁阻止率は5割を切ることになる。
これが、そういった条件を考えず闇雲に走っていたら盗塁阻止率は高くなる。
盗塁阻止率は5割を切るのだから、成功確率3割の打撃に賭けるより、
盗塁の作戦をとったらいいと思えるのに、そこは躊躇するのは、これまで記した
さまざまな理由からだ。
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