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壮大な労力の無駄遣い

限られた環境の中で工夫を要する格下チーム。

2022-1-24 高校野球 ジャイアントキリング

2022-1-25 目的は試合に勝つこと

2022-1-26 たかが野球という遊び

 

今回の感染症で多額の財政出動があった。

かつて金融機関の破綻を救う時は経営に失敗した会社を俺達の税金でなぜ救ってやらなければいけないんだと

当然の声があがるものの公的資金を注入した方が全体の経済は保たれるから道理は外れていたが、

経済の理屈にのっとり敢行した。

 

今回の経験したことのない流行病は理屈による救済ではなく、情による救済だ。

予期せず、不可抗力の脅威に対して、公金を持って支えるべきという、それもあえいでいる人たちが

かなりの多さで身近にいるから、これを無視していたら政権はもたないので、声高らかに財政出動しても救済への反発はない。

むしろ、庶民に寄り添う政治との評価で温かみを感じさえする。

この状況で救済に怒声を上げても非人道となるから、反発は霧散される。

 

何もなければ、ずっと低迷の産業がこれにて延命された。

通常営業より儲かってしまった飲食業が多くあり、口には出さないがホクホクとなってしまった。

本来は先が見えない低迷産業から成長が見込める産業へと労働力が移行した方がよいはずが、

そこへとどまり、延命により壮大な労力の無駄つかいへとつながる。

 

そして、ここへ来て情で出動した財を回収に走ります、と宣言した。

当然それは税金で賄われる。

移動すべきだった労力がとどまり、広く一般の人たちの税金で手を差し伸べて延命させた形だ。

 

そもそもこんなに飲食店が世の中に必要があろうか。

潰れては別の店ができ、また潰れる。

必ず飽和に至るのだから、夢見て出店しても一定割合は必ず潰れる。

労力の無駄だ。

いつまでもこれがつづく理由は2つ。

1つは一国一城の主になりたい、と夢見るもの。

必ず一定割合はつぶれる、そして儲からないことは決まっているのにやりたい願望が盲目にさせる。

もう一つの理由が、飲食店は参入障壁が低いので誰でも手が伸ばせる。

食べるという行為は万人がするので飲食に素人はいない。

 

この社会における壮大な労力の無駄遣いを高校野球にあてはめてみた時、チーム力最大化にあたる。

選手を途中からマネージャーにしたり、裏方にしたり、情報収集係にしたり。

全員に練習環境を整えていたら時間がもったいなく、それよりは実力のある選手がその環境を利用し、

その他の選手は情報の収集や戦う選手の手伝いをすることが目的達成に効率良い。

選手として一線を退く部員たちも戦力として見られなくなったわけではなく、

むしろ適所への配置でチームをより強くさせる戦力として力の発揮場所となる。

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