フォースボークについて過去5回つづけた。
今日が最後となる。
走塁は出てしまったらバッティングのような待ったがきかない。
バッティングのように意にそぐわない場合に逃げるとか、もう一度チャンスをうかがうとかがなく、
行くか、行かないかのアウト、セーフしかない。
行けない場合は戻るのはもう一度のチャンスをうかがうためと言うより、何もしなかったと同じ事となる。
相手の状況により行くか、戻るかの判断をし、失敗を願って生き残るケースは多くある。
走塁は相手に委ねる攻撃と言えるだろう。
したがい成功確率は低い。
盗塁は一度、ピッチャーからキャッチャーへと投じられることからランナーのいる位置より遠ざかる。
だから成功の可能性がある、と思われ敢行する。
三盗はキャッチャーからの距離が二盗より近いため成功確率は下がり、二盗ほど試みられない。
ホームスチールに至ってはボールに近づいていく行為だからまず成功しない。
同様にスクイズも近づく行為だからリスクがある。
だからセーフティスクイズという作戦が流行り出した。やめられる、待ったができる、という
保守的な作戦なのだ。
ホームスチールと類似の行為であるフォースボークはリスクが高いことがこれでわかる。
一塁へ牽制球を投じてくれれば成功するが、ピッチャーにこれがあると意識された瞬間、
成功はないことになる。
相手のミス、大慌てを期待する作戦なのだ。