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ありがとうイチロー 今週のダイジェスト

2019-4-1 緊急イチロー特集 イチローはシスラーの生まれ変わりとも

イチローはイチローが更新するまでシーズン最多安打記録を持っていた、シスラーが亡くなった年(1973年)に生まれた。そしてシスラーがなくなった日から7か月後で210日後に生まれているそうだ。イチローがセンセーショナルデビュー果たし、日本プロ野球史上、初めて1シーズンで200という安打の数字を世に知らしめた年の最終的な数字は210本。この210本を7か月のシーズンで達成している。因縁めいた数字が並びイチローはシスラーの生まれ変わりとも。

2019-4-2 緊急イチロー特集 イチローが事実上の戦力外通告となった2018年春

この契約に、イチローは喪失感はないとか、マリナーズのためになるのならとか、大好きなチームメイトのためになるのならとか、言っていたが、強がりに聞こえた。あるいは、しがみつける方法が見つかったのでお茶を濁したような発言だった。結局は、一線を退くことの言明を避けるための苦肉の策であり、落としどころを見つけた結果が、ここだったということだ。元々、マリナーズは外野手に欠員が出てしまって、臨時でイチローを獲った。獲ったのはいいが、外野手が復帰してきたら処遇に困り、こんな待遇を提案してみた。イチローも体裁が整うから受諾し、双方が落ち着き、なんかよくわからないけど、ファンもちょっと落ち着く結果となったに過ぎない。実際は戦力外通告だった。

2019-4-3 東邦が平成を締める 平成の最初と最後は昭和一桁の古豪に戴冠

今年のセンバツは星稜が抜けているかと思たが、早い段階で負け、実力拮抗の大会の中で、候補の東邦が古豪の存在感を見せつけた。東邦は古豪として野球のさかんな愛知のみならず、全国の高校野球をリードしてきたチームだ。平成の最初と最後を昭和1桁台創部の古豪が締めてくれたというのは、100年以上続く高校野球の伝統を物語っているようですごくいい。愛知は、なんといっても甲子園最多勝で最多優勝の中京を筆頭に、センバツ最多勝で最多優勝の東邦、それに享栄を加えた古豪3チームに、イチローを輩出した愛工大名電で、愛知4強を形成している。

2019-4-4 緊急イチロー特集 イチローはONと並び、スーパースターとしてのプレーをしなければならなかった

そもそも、マリナーズ復帰の時点でも戦力として期待はしていなかったように思われる。空いた外野の穴をどうするかということでイチローを獲得したものの、レギュラーが復帰すると、イチローをどうしたらいいかに困り、意味の分からない役職を用意して、とりあえず体裁を整えた。イチローも練習に参加していいという餌をもらえたので、野球をやらせてもらえるには、これしかないと飛びついた。という流れに見えた。前例のない処遇に、球団が敬意を表した名誉職だの、イチローの新たなる挑戦だの、という言い方で讃えていた。ただ、そんな立場の人間がウロチョロしていたら、現役の選手の中には目障りに映ることもあろう。長くは、その立場ではいられないのは自明だった。

2019-4-5 緊急イチロー特集 皆、その場から離れられなかったイチロー最後の姿

イチローは最後の会見で「後悔などあろうはずがない」と言っていた。その理由は、延長戦に突入し、試合終了が、終電もなくなろうかという夜中になったにもかかわらず、20分以上も球場からほとんどのファンが帰らなかったことにサプライズと受け取ったようだ。「映画みたい」とも表現していた。「どうしてそんなことしてくれたんだろう」とイチローは言っていたけど、なんらびっくりすることではない。むしろ当たり前であるし、どんなに飾っても大げさではない。だってイチローさんだもん。イチローさんに対してさっさと、帰ってしまうなんて無礼でしょ。そして、それよりなにより、あなたの最後の姿を皆、目に焼き付けたいんだ。皆、その場から離れられなかったんだ。その場にいたいんだ。そして、伝えたいんだ。ありがとうと。

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