落合を二流と言う人はいない。
超一流と認識されている。
しかし、守備や走塁を一流とは言わない。
落合はバッティングが超一流であり、バッティングが一流なら一流野球選手になる。
2022-3-15 プロのセカンドにずっとセカンドをやってきた選手はいない
2022-3-16 打撃を優先するポジションと守りを優先するポジション
守備の達人や走塁のスペシャリストはそれだけでは一流野球選手とは言われない。
守備は一流であり、走塁が一流ではあるが一流野球選手ではない。
バッティングが一流選手はバッティングの一流と同時に一流野球選手となる。
これはやはり、打撃に優れている選手が優先して試合に出られ、それは4打席回ってくるからだ。
ところで落合は高校時代、入退部を繰り返し、大学の野球部も中退、一時はプロボウラーになろうとしたほど
日本の王道とされるルートからは外れてプロ入りし、一流となっている。
一流になるなら野球をずっとやる必要はないのだ。
名門PLで1年から4番を打ち、甲子園5度出場、ホームラン記録を作り、ドラフト1位と
日本の野球ではスーパーエリートの清原が王道から外れた落合を打撃の̪師と仰いだ。
打つことが出来ればプロになれるなら、試合を繰り返して技術を上達せずとも
良いピッチャーと同じ球をどこでもいいから打ち、慣れれば打撃力は向上する。
部に入り、みんなで長い時間練習する必要はないのだ。
練習はウソをつかない、などと言い聞かせる必要がないのだ。
自分の好きな時間に必要なだけ、生きた球を打つ練習ができればそれで技術は上達する。
そうすれば、たちまちプロの野球選手と言われることになる。
野球をやったことがなくても野球のプロとなれるのだ。
陸上100メートルの記録保持者であった飯島は脚を買われてロッテに入団している。
たくましい体を持つ室伏は野球未経験でヘタクソな投げ方でも始球式で速球を披露している。
投擲種目の選手は皆、速い球を投げられる。
高校野球の強豪校は朝連より睡眠時間の方を大事にしているチームもある。
だが、そもそも野球はスポーツ。
スポーツは楽しむために存在する。
だから技術が低くても楽しめればいい。
一人で技術を高めるのはモチベーションが保てないだろうし、その環境を作ることは難しいし、
そもそも技術が高まればゲームで試したいと思うから、組織に入る選択をするはずだ。
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