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浦添商涙雨 永遠の学園PL終焉 コラッ高校野球 など今週を振り返る

2016.7.18沖縄大会雨天コールドの憂き目各地で突然の雨

ゲリラ豪雨ではいきなり試合続行不可能となる。豪雨となっても、試合成立してしまっていたら、なかなかコールドの判断は、しにくい。水たまりの中、試合続行し、逆転したにもかかわらず、続行不可で敗退した浦添商のようなケースは、気の毒であり、モヤモヤが残る。試合成立してコールドになるよりは、成立前の早い段階で中止の判断の方が良いだろう。西東京の大成高校も4点差で8回降雨コールド負け。大差がついていれば、あきらめもつくが、やはり最後までやらせてあげたい。雨の場合は試合が始まる前に、早い判断が望まれる。

 

 

2016.7.19PL学園。人生はサヨナラの連続。永遠の学園の最後

最後のPL学園野球部員は、少ない人数、プレッシャーの中、拍手を送りたい。最後の一戦に限ってのことでなく、逆境の高校野球生活を全うしたに違いないその姿勢に。休部の大きな要因が、部内の暴力事件ということだから、その組織の仕組み、運営が賎劣なものだったのかもしれない。しかし、そこは外部の人間からはわからない。だから、単純にPL最後ということだけに感慨を覚え、選手に情が移る。高校野球の象徴パーフェクトリバティ・PL学園の輝かしい栄光は、私世代の人間への影響は多大だ。多くの男性の胸に去来するものがある。

 

 

2016.7.20高校野球、黙っていられるか。やるべきことはやる。

ここは、黙っている時ではない。高校生が言えないなら、まわりが騒いで、問題提起し、改善すべきかそのままいくべきかを議論すべき。高校野球は、こういうことが起きても、常に変わらずここまできた。「教育の一環」のもと、不条理を受け入れさせ、黙ってがんばることこそ高校生のあるべき姿と押し付けてきた。そんな不条理が認められ、問題が起こって是正せずにいても、変わらず人気を保ち、高校野球をここまで日本の文化にしたのは、100年に渡り紡いできた高校球児達の真剣なまなざしのおかげに尽きる。高野連や親、ファンはそれにちょっと手を貸しただけで、多くの楽しみを頂戴してきた。教育とか言いながら、高校球児に人生を教わってきた。教育されてきたのは、高校球児ではない。大人の方だ。高校野球は、いつも主役は高校球児だ。

 

 

2016.7.21それでもグチるぜ、高校野球。審判の判定。

生身の人間である審判を責められないとはいえ、自分に正確な判定ができるのか、自分の判定の能力はどれくらいなのかを客観視し、審判の資格があっても、劣っていると悟れば、自分から身を引くことがむしろ献身と知ることだ。ボランティアでやっているのだから感謝こそすれども責められないと考えてはダメだ。高校生のこれまでの野球に取り組んできた時間が他人の手によって水泡に帰す。そして、毎年のように、誤審だなんだで大きく話題になりながら、一過性でやり過ごし、ここに何もメスを入れてこなかった高野連こそ最も責任のある立場。4人以外にももっと、判断する人間を増やし、一度出した判定を覆すことなど全くもって問題ない。

 

 

2016.7.22弱小チームの間違った鍛錬 うまくはなるけど勝てはしないⅫ

和田から打った第4号は、右中間のホームランだった。これに「そこそこ難しいインサイドのボールを回転で打てた」と言っていた。映像で見ると、ど真ん中だ。大谷は、それが、難しいインコースと感じる。左中間には自然な体の使い方で打てるものの、引っ張るにはうまく反応しなければ、ホームランにできないからこの発言になるわけだ。うまいバッティングとは言い難い。

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