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7/30高校野球真っ盛り 今週を振り返る

2016.7.25少年が大志を現実に。クラーク高校創部3年で甲子園へ

なにより驚かされるのは、創部1年目の2年前春は、部員9人だけで一回戦コールド負け。去年の夏まで通算3季で1勝しかしていないことだ。そんなチームが、2年後にどうしたら甲子園に行けるのだろうか。スポーツコースがあり、監督も強豪校で実績がある人がやっており、学校自体が力を入れているので環境は良いのだろうが、それにしても、2年前の春に1回戦コールド負けのチームが、たった3年でだ。今年のチームは、創部されてから全国の有力な選手が集まってきたことは予想できる。そうでなければ、弱小チームを鍛えただけで、甲子園に至るまでにはならないはずだ。強くなった要因は学校が本気だったということだろうか。

 

2016.7.26目指すものはそれぞれ違う高校野球

クラーク博士といえばキリスト教だ。札幌農学校でキリスト教の新渡戸稲造、内村鑑三を連想する。キリスト教といえば、東京は聖パウロ高校が今年、西東京でシードされベスト8まで勝ち上がった。もともと強くはない野球部だったが、最近力をつけている。こちらは、選手を集めるということはなく、中学時代はレギュラーになれなかった選手が多いとのこと。それでも、グラウンドを持ち、指導者が熱をもち、練習に取り組んでいる。そうすれば、成長期の高校生は一気に実力を伸ばすことになる。中学までは真剣に取り組んでいなかったり、さほど練習していないだけだったかもしれないから。野球に対するだけでなく生活自体から意識、考え方が変わることで野球の実力は伸びる。また、周りの選手の影響も受け、相互に影響しあい実力を伸ばすことができる。選手同士意識し合い、目標や方向を一致できればチームとしての成績は伸びる。強豪校といえど、同じ高校生同士、生きてきた時間は一緒。考え方だけで選ばられた強豪校との実力は縮めることができ、大会で逆転することもある。

 

 

2016.7.27高校野球は、ドラマの宝庫

最後のPLは、あの有名な校歌を歌えないまま最後を迎えた。鹿児島では、決勝再試合。玉野光南は全員喜んだのも束の間、判定協議→自打球ののち逆転された。創部3年目のクラーク高校が甲子園を決めると、かたや同じ北海道のもう一校、北海は37回目の出場。福島は星光学院が10年連続出場。一昨年、9回8点差逆転の星稜が、翌年その相手小松大谷に3点差逆転リベンジを許し、3年連続の顔合わせ星稜-小松大谷は、9回にまた小松大谷が2点をとり、又何かあるかと思わせる因縁を演出。智弁和歌山が、初参加で1年生しかいない和歌山南陵に七回には1―2とg逆転を許すほどの大苦戦。

 

 

2016.7.28早実を強くするために高校野球に在籍する清宮新キャプテン

清宮ほどの将来、確実にプロへ行く選手は野球の実力を伸ばすことだけを考えれば、もう高校野球をやっている時間がもったいない。バレーボール界では高校時代から日本の将来を背負うとされていた石川が中央大学に進学した。そもそも、この時点でなぜ、海外でもなく社会人でもなく中大を選択したのか疑問だった。日本バレー界史上最高の才能とまで言われる石川が大学で自分とは実力差があるメンバーとプレーしている場合ではないだろうと思った。そして石川も今のままじゃ勝てないとイタリアへ飛び出した。できるだけ早いうちから高いレベルへ飛び込んだ方が良い。清宮もすでに高校生のレベルは超越している。飛び級として、現時点でプロの下部組織や育成で入団させた方が日本の野球発展には有効だろう。

 

 

2016.7.29弱小チームの間違った鍛錬 うまくはなるけど勝てはしないXIII

高校時代に筋力アップさせて、球速が120㌔が150㌔になったと言って褒められない。体の成長が続く高校時代はスピードアップより体のアップを優先させてそのあとに筋力トレーニングしてもスピードアップは可能だ。横の筋力アップは、成長期が過ぎても可能だが、縦への体力アップは成長期にしか望めない。体の成長が止まり、衰えが進んでいる40代になってからでも筋力アップと合理的トレーニングでスピードアップは可能なのだから。体を縦にでかくしてでかく仕切ってから、筋力アップ、スピードアップすればいい。

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