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裏でリプレー映像を見て確認する高野連

高校野球では許されないはずの抗議が許され、認められた。

2022-2-1 高校野球から審判を排除

2022-2-2 高野連も排除 解体へと向かう

2022-2-3 勝負のためには審判がいらない高校野球

2022-2-4 前代未聞の判定2度の覆り高校野球が抗議で覆った

 

両ベンチがファールだ、ホームランだ、と主張する中、

協議を必要とするほどはっきりしないのなら自信をもって一瞬の判断に頼るということは人間の心理としてままならないはず。

時間の経過とともに、その判断に不安となっていくはずだ。

 

これを不安なまま一度出した判定を貫くことを強いたり、判定が変わることに

審判の威厳などと意固地になったりすることもない。

判定は正確のみ是であり、何度も確認し、覆ることは何も問題ない。

正確で納得いく判定を時間をかけてでもやったらいいのだ。

 

ただ、そうするための仕組みにしておく必要はある。

この時、高野連が再協議を促した点を見ると、実は見守っていた高野連の人達の大勢が

ファールと見ていたからかもしれない。

もしくは高野連が裏でリプレー映像を見たからかもしれない。

 

高校野球には抗議が認められていないのにこの時は許される形となってしまった。

抗議ではなく疑義の時は確認にとどまり、判定が覆るなどはないという倣いだったはずだ。

これではルール無視となってしまうのでそこを整備しておくことだ。

 

審判団に自信がない中、安易な結論に落ち着かせることは、審判団と選手たち、双方に不幸となる。

これまで青春を賭けてきた選手たちの努力が一瞬で水泡に帰すことになり、

審判団はのちのちも、後悔や反省にさいなまれることになりかねない。

この高校野球では前代未聞の抗議からの判定覆りという現象は、

プロで採用されたリクエスト制度により、覆ることが当たり前となったので皆、

それを容易に受け入れることができるから起きたとも言える。

野球ファンにはその認識ができたからだ。

この流れは行く行く、高校野球にも機械が導入されるかもしれない。

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