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点を獲らなくていいから走者は死なないことだけ考える場面

春夏連覇をし、鍛えられた試合運びをみせる伝統校ですら愚行をしていたと昨日記した。

2020-9-22 試合状況によって外野も後ろに逸らしてよい 突っ込め!

2020-9-24 最終回にすべき守り方

2020-9-25 一か八かと言えるダイレクト返球が許される場面

2020-9-30 プロのくせに目を疑う暴走の枠を超えた愚行

2020-10-1 完全にセーフのタイミングでも走らなくて何ら問題ないケース

 

それは興南高校だ。

興南高校は、各人がやるべきことをやり、きっちりした試合運びをするチームだった。

数年前の甲子園で最終回の攻撃、2点を追う場面で1点差に迫るタイムリーは

ホームクロスプレーでギリギリのタイミングだった。

2点差以上離れている最終回にホームに突っ込む必要は全くない。

この時、捕ったライトが握りかえずスムーズに返球していたらタイミングは怪しかった。

 

もっと鍛えられているはずのプロでもある。

荒波については先日記したが、ある阪神-中日で7点差の幕切れはレフトフライに飛び出した平田が

帰塁出来ないというものだった。

たとえこの打球が抜けていて、ホームに還って来られなくても一向にかまわない。

7点差を6点差にしてもまったく変わらない。2塁で止まっても問題ない状況だ。

ここは、点を獲らなくていいから走者は死なないことだけ考える場面。

結果、つながれば点が入ることになる。

 

7点もあって2死だから逆転は難しいので、こういった走塁がなくとも勝ち負けは一緒だっただろう。

が、シーズンの中には土壇場からの大逆転が必ずある。

これが、2点差などでこんな走塁をされた日には、罰金、減俸、監督はクビという事態だ。

相手からしたら「あいつバカじゃねー。いやー楽な相手だぜ。」と笑ってしまう。

 

横浜も中日もこんなプレーを見せてしまい恥ずかしいし、

チームの選手に教育できていないことを露呈してしまい恥ずかしい極みだ。

教育せずともプロなら誰でもわかっているとチームも思っていたのだろうが。

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