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野球の流れ キャッチャーマスク テンポアップ 日本シリーズ 今週のダイジェスト

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2017-10-30 固執が生む日本の野球システム 野球の‟流れ“の正体Ⅷ

フライにはイレギュラーがないからだ。打球が上がった瞬間、守る方は捕るだけで、ひとつのアウトが貰えるから。対してゴロを打てば、イレギュラーの可能性がある、スローイングのミスの可能性がある、ファーストなど送球を受ける側がミスする可能性がある、打者走者の足が勝る可能性がある、と、可能性が広がるためフライは打つなと言われてきた。しかし、ポップフライとホームランは紙一重だ。ホームラン打者はフライを打つ練習をする。打球に角度をつけ、バックスピンが効いた打球がホームランになるからだ。

 

2017-10-31 過度の思いやり チームの戦略へ影響し、勝利から遠ざけるマスク拾い

マスクを拾うことに意識が行ってしまうと、試合に集中できない。打席に立つ打者は、その1球が終わった後、次の戦法を考える。ストライクだったら、ボールだったらファールだったら、変化球だったら、空振りだったら、あらゆる状況で次にとるべき対応が異なってくる。ヒットを打とうか、セーフティーでも仕掛けようか、球数をかけさせながら待球しようか、などと思考を巡らせる。戦略に考えを巡らせている最中に、マスクが目に入り、手を伸ばして拾ってあげるくらいなら、良いだろうが、わざわざ小走りに近づいてまで拾い上げるとなると戦略の思考の邪魔になり、それは、チームの試合運びへ影響し、勝利から遠ざけることになりかねない。

 

2017-11-1 野球の醍醐味は駆け引き、読み合い、間のとり方にある 弊害を伴うテンポアップ

高校野球に、もうちょっと、一球一球のもつ意味をかみしめ、顧み、根拠をもたす意識が浸透すると技術の向上だけでなく、レベルが上がる。野球というスポーツの性質からスピードアップは淡泊になり、深みをなくすだけだ。野球の魅力とは間合いとか心理戦にあるということを観ている側も理解したい。マスクを拾う行為の目的である相手への思いやりにしても、スピードアップにしても野球の間には反する行為だ。

 

2017-11-2 濵口にノーヒット・ノーランやられそうだったけど別に余裕だよ ソフトバンク

この試合の中盤に飛び出した今宮のファインプレー。レフトを制して、俺が捕るの意思表示を示した時、一度、目測を誤って立ち止まるような仕草をした後、身体能力と守備力をもって、猛然と飛び込んで捕りに行った。日本一を決めるシリーズにふさわしいプロのスーパープレーであり、横浜ファンからも拍手が送られるプレーだった。もうちょっと早く落下点へ行けば、飛び込まずに捕球できたとは思うが、ナイスプレーだった。本人は、大きな試合でテンションも上がっており、さらに自身の運動能力から行けると思って、飛び込んで行ったのだろうが、傍から見ていると、そのスーパーキャッチに感動した後、すぐに大丈夫か。と心配になるプレーだった。

 

2017-11-3 高校野球は、試合時間を短くすることに懸命

そもそも、何でスピードアップが必要かってことだ。スピードアップの必要性がいまいちわからない。高校野球は、試合時間を短くすることに懸命だ。高野連から審判団にはそれが徹底されている。アマチュアの試合で観客を飽きさせないなど考える必要はないし、何のためなんだろう。球場確保の都合があるのは、主催者の勝手。そこに青春を燃やす選手の都合は何もない。U‐18の国際戦を観ると、海外の、特に北米の選手たちは、プロと見まがえるほど、間をとる。ここで駆け引きを使ってくる。高校生には潔い、ハツラツとして、さわやかに、淡々と試合をこなすことを強いといていざ、プロの段階や国際大会になると、途端に勝つことに熱狂する。

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