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完全捕球を意識して 1球で仕留めるピッチング 今週は野球技術ダイジェスト

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2017-12-25 完全捕球が認められるまでそのまま寝ていればいい

スライディングし、グラブに収まろうかというこの打球の処理は、ボールが見えるくらいはみ出していた。それを右手で抑えて捕球した。体はスライディングしている。動いているので不安定だ。この状況で審判へ、味方へ、スタンドへ捕ったことをアピールするのは落球を招きかねない。打球を収めたグラブからボールが飛び出さないよう両手を動かさず、なるべく平定を保つように安定させるのだ。そのためには、体全体をなるべく動かさないようにする。間をおいて完全捕球が認められると自分で認識したら、立ち上がればよい。だからそのまま寝ていればいい。そのあとゆっくり立ち上がればよい。

 

2017-12-26 ストライクはとったけど・・・1球で仕留めるピッチング技術

打つことから考えると、必ず来る3球のストライクのうちの1つをヒットすることとなる。3球ストライクが来ない打席は、振らなければいいだけで、四死球での出塁ということになるから。そうは言っても、実際はストライクと思ったボール球を振って三振したり、凡打になったり、打てると思ったストライクを打ち損なったりということが起きる。しかし、3球は必ず来るのだから、そこを仕留めるようにするのが打撃。3球のうち、打ちやすい球をしっかり打つのが良いバッターということだ。したがい、良いバッターに共通することは、選球眼がいい。その3球のうちのひとつを絶好球とするためにバッターは、カウントを作る。バッターは、ボール先行のカウントを作るようにする。ボール球を増やすことにより、ピッチャーはストライクが欲しがることになり、そこを仕留めようとするからだ。

 

2017-12-27 ストライクをとったけど・・・1球で仕留めるピッチング技術 カウント勝負の実例

球目筒香は、そこを狙いに行くとストレートが外角に行った。筒香としては久々に来たストレートが狙っている近目ではなく、外に来たのだが、打てない球でないと打ちに出た。内側の球をホームランにしようとした体の動きだったので外側の球はホームランにはできない。しかし、空振りするような勢いのある球でもない。狙いとは違ったとはいえ、ヒットにはできる球だった。結果は、芯でとらえはしたが、ショート正面に飛び、ショートライナーで3打席目も凡退となった。このようにカウントで勝負する。これは試合の序盤、中盤、終盤、または優勢、劣勢でもピッチング、バッティングは変わることとなる。筒香も1球目がたまたまストライクで、もう一球ファールなどでストライクとなれば、結果はもっと変わり、ショートライナーどころか三振もあり得た。

 

2017-12-28 三振を奪うピッチングを捨てた 打たせるピッチングスタイル

チームの方針やピッチャーのスタイルとして打たせて取る組み立てを実践しているケースがある。三振を奪うようなピッチングをしないというもの。配球を指示するキャッチャーも大きな役割を担う。配球や組み立てはキャッチャーが指示する場合が多いだろう。この時、バットを振ってもらう配球をすることになる。それも空振りではダメなのだ。バットに当ててもらいアウトを獲る。空振りをとって、悦に浸っていてもダメという発想だ。このメリットは球数を増やさないということと、相手に持ち球の多くを見せないとういうことがある。そして、そもそものこの発想の理由は、空振り、見逃し、ファールでストライクを取ったところで打ち取るためには、まだ同じ打者に次の球を投げなければいけないことにある。また、次の配球を考えなければいけないわけだ。

 

2017-12-29 わざと打ってもらうピッチング技術 あえて打者が狙っているところで勝負

バッターが狙っているであろう球を、あえてきっと打ってくるであろうコースに投げ込んでいく。失敗すれば痛打もあるかもしれないが、そこは事前の分析や経験、日頃のバッテリーの鍛錬であえてバッターと勝負に行くのだ。バッターの成功は3割。7割は打ち損じてくれると思えば、思い切って勝負に行ってもいいだろう。狙っているところに狙っている球種が来るのだから、バッターの成功確率はもうちょっと上がるかもしれない。それなら、少しボール気味にしてもいいだろう。狙ってくるバッターというのは、狙っているコースから多少、外れたボール気味でも打ってくる。だが、ボール球をヒットにするのは難しい。

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