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早実の奇跡 うしろ体重の打撃 正面のゴロの対処法 今週のダイジェスト

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2017-5-1 早実の奇跡

早実の輝かしい歴史を振り返れば日本野球界の頂点に君臨する王を輩出し、その王でセンバツを優勝したことにより初めて紫紺の優勝旗が箱根の山を越す話題をふりまくこととなったことからはじまる。そして稀代のアイドル・荒木が登場し、5期連続甲子園出場。さらにその荒木の再来かのようにハンカチ・斉藤の登場。斉藤の人気を確立させたのも好敵手・田中という存在があり、決勝再試合のドラマがあったから。

 

2017-5-2 ヒット量産、ホームランも固め打ち秋山 うしろ体重の提唱とは

最近の野球では、このうしろに体重を残してなるべくひきつけ、ボールを見極める技術を良く耳にする。ひところの体重移動つまり、一旦後ろ足に体重を乗せてから軸をブラさずに前へ移動させて打ち、ボールを飛ばすという技術より多く聞かれる印象だ。うしろ体重を提唱するゴジラ・松井。それに影響を受けた坂本。大リーグのパワーヒッターを見て、これを良く言う青木。筒香や秋山といった一流打者も実践している。うしろに体重を残して打つ打ち方は、技術的には難しくない。体重を移動させて打つ打ち方の方がはるかに難しい。イチローのバッティングをマネしないのはそういうことだ。

 

2017-5-3 うしろ体重のバッティング技術

しかし、体が未発達の少年や体が小さい人はこの打ち方をしても飛んで行ってくれないし、野手の間を抜けてくれないために足を上げたり、体重移動したり、バットの反動を利用して飛ばそうとする。後ろに残したままだと強い打球を打とうとして腕の力だけで打ちがちになり力んだりもする。引きつけてひっぱたいてオーバーフェンスできる体があるならそうしたいところだ。つまり、プロと言えど技術が優れているとは限らず、まずは一般人とは違う体の大きさ、強さがあるからこそのプロだということになる。

 

2017-5-4 自分の野球スタイルに大きくテコ入れするのは勇気がいる

イチローは、大谷の可能性を認めており、その第一が”あの体が”という発言をしていた。体の大きさ、強さが強いスイングを生み、強い打球を呼ぶ。さほど強振しているように映らない広島・鈴木。しかし、身体能力の高さはうかがえる。打ちに行く際、ヘッドが投手方向に傾き、バットの出をよくさせないとされる打ち方だ。だが、プロの一線級として活躍できる。同じ打ち方では鈴木の身体能力を持ち得なければ、活躍はできない。そして、アマチュアで活躍する高度な技術がある選手が鈴木の身体能力を持ち得たら大打者になる。鈴木はその身体能力をもってして打てるので、今ある打ち方を追求していく。極端に高度な技術を取り入れて高いレベルを目指そうとするリスクを追いかけはしないし、その発想もそもそもないだろう。自分の野球スタイルに大きくテコ入れするのは勇気がいるものだ。

 

2017-5-5 エラーが多い阪神 正面のゴロが土のグラウンドは難しい

ゴロをさばく際、前に出ろとよく言われるのは打者の1塁到達より早く、1塁手に送球しなければならないからに他ならない。これを間に合わせるために前へ出て、脚を動かすことでリズムをつくり捕球しやすく、送球しやすい体勢をつくるためだ。間に合わせる必要がなければ、前に出る必要はない。後ろに下がって打球が止まってから拾えばいいし、そんなことせずとも全員外野手で事足りることになる。

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