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一発牽制 清宮には慣れが必要 日本の長いキャンプ 今季期待の若人たち 今週のダイジェスト

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2018-3-19 意表、裏、心理、仕掛け 戦略の常道 一発牽制Ⅲ

牽制のような意表をついたという認識のプレーが軽んじられている。それは、野球は投げて、打って、捕ってが繰り返されるという認識が浸透しているから。そして、ベストピッチをして、それを打ち返すことが真剣勝負であり正々堂々とした勝負だと思い込んでいるから。だが、ベストピッチをすること、ジャストミートすることは、ひとつの手段にすぎず、野球は、相手より1回ホームを踏む回数を増やすこと、自チームが踏むホームの数より1回相手を少なくするゲームだ。牽制のフォーメーションでランナーを殺して、ひとつのアウトを獲得することも同じく手段のひとつだ。野球は間合いがあり、これを生かし、化かし合いをすることがゲームの性質。だから、意表をついたり、裏をかいたり、心理を読んで仕掛けることが戦略の常道だ。

 

2018-3-20 高校時代のヘボピッチャーを打ちまくってきただけ 清宮には慣れが必要 王もイチローも松井も苦しんだ。清原も。

プロのピッチャーはほとんどが高校時代、超一流だったピッチャーだ。そうでないピッチャーもプロでそういった高校時代の超一流ピッチャーの成長に追いついた選手で構成される。つまり、プロのピッチャーとは、高校時代の超一流ピッチャーが究極に成長した先の選手だけとなる。その選手が年数を経て、実力を上げている。全員がそんなピッチャーしか出てこない。このピッチャーを打てなくて当たり前。毎日、毎日、高校時代だったら超一流となる投手がさらに成長した球をそれぞれの特徴をもって投げ込んでくるのだから対応するのは大変だ。だから、バッターは3割成功すれば超一流となる。

 

2018-3-21 上原好投 2月1日からはじめるキャンプは必要か

では、キャンプの目的と効果は?キャンプの目的としては、まず、選手は暖かいところでやりたい。ということから。暖かいところで存分に練習したいとなれば、選択できる場所も限りがある。選手は球団に属し、その球団が練習場を用意する。すると、1か所に集めて練習させた方が効率がよい。自チームで抱える優秀なトレーナーや練習補助役を1か所でよいなら、多く募ることができる。効率、コストの面からキャンプの方式がよいということになるわけだ。

 

2018-3-22 日本の長いキャンプ その目的

野球はチームスポーツだということ。たとえ、試合の時だけ顔を合わせ勝てるだけのタレントを揃えていても、チームスポーツである以上、最高のパフォーマンスを発揮するには、意思疎通が必要となる。自由に勝手にプレーを許されている実力者も、勝手にやることがチームのためになると判断しているからであり、選手はチームが勝つために動くことが命題なのだ。バラバラで、試合の時だけというのは本来の野球の姿ではない。ただ、プロはそれが仕事であり、生活がかかっている。そして、移籍があり、今日の味方が明日の敵となり得る。したがい、なかなかチームの勝利だけを念頭に一体になろうとか、献身しようという気持ちになりきることはできないのが人の心情ではある。

 

2018-3-23 今季の成長が楽しみな若人たち

ソフトバンク・高橋は高校NO.1の評価だったが、高校時代にケガをしてプロでは出遅れている印象だ。だが、まだ高卒3年目。本人は焦りがあるだろうし、周りからのプレッシャーもあろうが壊さないことだ。ヤクルト3年目の高橋は高校時代、安定感のあるピッチャーだった。足を高く上げる割には、まとまりがあり、それでいて球威もある。ライアンと言われたフォームを改善してきれいな投げ方になった。今季だけでなく、長い目で成長してほしい素材だ。高卒2年目の左腕、広島・高橋はローテーション入りが決まりそうだ。ヤクルト高橋とは対照的にフォームは穏やかだ。しかし、高校時代から特徴だった尻の大きさ、下半身の充実が力のある球を生む。高校BIG3に数えられていたが、西武・今井が甲子園で一躍名を挙げ、BIG4となったが、その中では唯一の2位指名だった。

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