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冬季オリンピックと野球の共通点 今週のダイジェスト

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2018-2-26 かつて2連覇しようが日本の野球が世界一などとは誰も思っていない

イチローは世界一の技術で、その圧倒的な体力差と勝負し、世界一の選手になった。だが、イチローのような奇跡の選手は、何人も出現しない。チームとしてイチローを9人揃えるのは至難であり、奇跡である。一人でさえ奇跡なのだから。王は「世界の王」と言われ、この言い方はかっこよく、事実、世界でも有名だから口にしたい言い方だ。だが、「世界のホームラン王」となると、口はばったくなる。王自身、世界一のホームランバッターとは思っていない。だが、幸いにも名前が王なので「世界のホームランバッターである王」を意訳して「世界のホームラン王」としても間違いではなくなる。

 

2018-2-27 優秀な人間を選抜し、短い期間で代表チームをつくる野球

無名の公立校がたまたま良いピッチャーに恵まれた場合や強豪校が練習試合では当たらないような変則ピッチャーを擁した場合、一発勝負の大会で勝ってしまうということがある。これは、9人対9人で1人ずつ力量を比べても9人全員が劣っているにもかかわらず、勝ってしまう例。初めてで情報がない一発勝負ではこういうことも起きる。野球というスポーツは、他のチームスポーツと違い、1人に依存する度合いが強い特異な競技なのだ。そのため、優秀な人間を選抜し、短い期間で代表チームをつくることを可能とする。

 

2018-2-28 選手にも審判にも好ましいもう一度判定を出す機会 判定についての総括Ⅸ

2016年夏の甲子園決勝では、作新学院が無死満塁のチャンスをつくり、打者の打球はファーストの前に弾んだ。これをファーストが前進して処理しようとしたが、捕り損ね、打球は1塁ベース手前でファールゾーンへと転がって行った。判定はフェアとなり、その後この回、作新学院5得点となった。どうも、グラブに触れたのでフェア判定としたようだ。しかし、ファーストは触れてはいないと語った。プレーへのアピールや確認は当該選手に認められている。このプレーでは、捕球しようとして逸らしてしまったファーストは、自分はエラーをした意識がある。そのため、全く打球に触れられなかったことがミスであり、恥ずかしいという思いが先に立ち、アピールという行動にとれなかったのだろう。そして、状況が良く呑み込めていないというのもある。さらに、高校生には審判にアピールする経験が少ないので、どう言ったらいいか、どう対処していいかわからないのだ。

 

2018-3-1 自分だけレベルの高いところにいると、レベルの低い周りにイライラし、ストレスになる

パシュートで話題になった300日にも及ぶ合同練習も各国は、簡単には真似できない。チームワークを必要とする場合、あまり一緒にいすぎることが必ずしもプラスにはならないし、団体競技に賭けるということは、個人種目に100%集中できなくなり、避ける選手が出てくる。トップの力があるほど個人の種目に集中したくなり、団体は最強軍団とはなりにくくなってしまう。野球では選手兼コーチや、選手兼監督が、活躍できないのは自分に集中できない環境であるからだ。FA権のあるトップの日本人選手がよく口にする優勝できるチームに行きたいというのも、実力のある自分に相応しい実力がある連中と勝ちたいということだ。自分だけレベルの高いところにいると、レベルの低い周りにイライラし、ストレスになる。

 

2018-3-2 先攻後攻がある氷上のチェス、カーリング 野球も

野球には表裏がある。カーリングほど裏のチームが相手の攻撃によって、作戦を色々考えるということはないが、相手の表の攻撃次第でイニングの進行具合や相手ピッチャーの出来、打順を考慮し作戦をたてる。表に点数が多く入れば、打って取り返す作戦をとることが多い。プロは2点差以上差がある場合に送りバントをすることは少ないが、高校野球などは5点以上離れても序盤なら送りバントをすることもよくある。9回トータルで相手に追いつくために、点差があろうとも1点ずつ縮めていき、耐え忍んでチャンスを待つという覚悟をもった戦略だ。

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