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4つの凡打の種類 プロを真似ない イチローの軟式野球 歴代ベストナイン 今週のダイジェスト

2019-12-16 4つに大別される凡打の種類

とうてい打ち返すことができない球というのは、ほとんどないということになる。目が捉え、脳や体が打てると判断したものの実際と捉えた感覚に差があり、凡打に終わるものと定義できそうだ。1、とうてい打てない球が来た。2、ボール球に手を出してしまった。3、狙い球とは別の球が来てしまった。4、ミスショット。

2019-12-17 プロを真似ない

これらのことから、プロの野球を真似てはだめということが言える。プロの技術や戦術を参考にすることはいいが、同じ技術や戦術を踏襲してはダメなのだ。例えばホームラン。遠くへ飛ばす技術をプロが紹介するが、大前提として、それを可能にする体力があるのかということの方が大事であり、さらに、試合の中でホームランが生まれるのは、相手バッテリーが打線の並びを気にしたり、ランナーを気にしたりという展開があって生まれる。そしてヒットを打つ3割よりホームランの確率は低い。結果を打ったか打たないかで判断しては見誤る。いいピッチャーになれば打てない。ホームランは力量の甘いピッチャーか、失投で生まれるのだ。成功体験をいつまでも大事にしていても好結果は持続しない。

2019-12-18 軟式野球をやった瞬間草野球? イチローの草野球

ところで先の軟式野球を草野球と表現するらしい。イチローのは草野球なのか。草野球の定義は何かわからないが、文字からして草っぱら、原っぱでの野球、つまり球場を必要としない、多くの人が参加でき、レベルも問わないような野球のことを言うのだろう。イチローが行った軟式での試合はこれらの条件にレベルも問わないというところしか当てはまらない。イチローが引退会見で草野球を楽しみたいと言ったことも影響して、これを草野球と思ってしまっているのかもしれない。

2019-12-19 見えている世界が違うハイセンスプレーヤー

その時感じた動きを躊躇なく実践できることがハイセンスであり、その動きに合わせられる周りのハイセンスがいることが高度なプレーを生む。ハイセンス選手は自分について来られない、次のプレーを感じてくれない選手が周りにいると不満がたまる。見えている世界が違うから、お互いに感想や言い分を言い合っても分かり合えないことはよくある。以前、ジーターがポストシーズンで見せた語り草となっているカットプレー。通常、ショートは入らないであろう位置に猛突進して、ホームでタッチアウトにしたあのプレーだ。ライト線に転がった打球に興奮した外野手はとにかく遠くへ早く返球したいという意識が働くので冷静にカットまで、という判断を誤ることが多い。そこで、ファーストとキャッチャーの間にできた距離に返球が来てしまうと咄嗟に感じ、そこへ猛然と走って、リカバリーした超ファインプレーだ。

2019-12-20 レベルは今が上 歴代ベストナイン

プロ野球のベストナインを選ぶとき、元プロの古い人に選ばせれば自分がやっていた時代、あるいは自分が観て育った時代の選手を選びがちだ。逆に、最近の元プロあるいは、現役選手だと先輩の偉人を選びにくいし、選ばないとしたら実際に見てないので選べないと前置きの上、最近の好選手を選ぶことになる。特にピッチャーは全然違うし、1試合でいっぱいピッチャーが出てきて、変化球も多くなった現代野球に昔の選手がポッと入れられても面食らうだけだろう。だから時代が違う選手を比べるのは無理であり、比べるには今考えられる最高のレベルまで上げられる素質の持ち主なのかというところになってきそうだ。

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