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リクエストと抗議 牽制でベースにつく理由つかない理由 練習量でなく考えること 今週のダイジェスト

2019-5-6 菊池の帰塁アウト 緒方監督の退場 リクエストか抗議か

緒方監督としてはリクエストをせずに、オーバーランか駆け抜けかに争点を置いて、抗議するしかなかったということになる。しかし、その部分で抗議を続けても判定は覆ることはない。それは、タッチが早いか遅いかの定量判定ではなく、進塁意思があったかどうかの定性判定だから。こういう部分について、審判は1度下した判定を覆すことがない。定性判定はその時の感覚だからだ。その時、感じたことを後から覆すことはしないし、できないし、すべきでないと思っているはずだから。

2019-5-7 菊池のオーバーランと東邦の守備妨害

だから守備妨害でいいものの、打者アウトはかわいそうだ。ここは、不可抗力であるのだからランナーは1塁へ戻して再開が妥当だろう。これが、空振りをして体勢を崩して、前をふさいだのなら打者アウトでもいい。それは、空振りをするというバッターのミスにより起きた行為だからペナルティがあっていいのだ。しかし、このケースは、投球がバッターの近いところに来て、それを避けたために起きたプレーだ。しかし、ルールにはその規定がない。守備妨害としたら打者アウトとするしか方法がないのだ。だから、審判の判断は正しい。だが、プレー再開にとられた次第としては納得いかない。

2019-5-8 1塁手はなぜ牽制に備えて、ベースに着くのかⅢ

右ピッチャーの場合、1塁ランナーは背中に背負うことになるので、動きが見にくい。だから、ファーストが1塁ベースについて引きつける。左ピッチャーの場合は、1塁ランナーを正面に見ることになり、見やすいのでファーストは1塁ベースにくっつかなくとも、リードしにくくなり、本来は離れてもよい。ただ、牽制自体の速さは右ピッチャーの方が回転で投げられるので速いとされている。左ピッチャーは正面に投げることになるので腕をあげ、踏み出して投げると遅くなる。

2019-5-9 2塁、3塁はなぜ牽制に備えてベースにつかないのか

2塁ではセカンドもショートもベースにつかないのは、1,2塁間あるいは、3遊間のヒットゾーンが広くなってしまうのを避けるためと、なにより、そこまで引きつけなくとも、3塁への盗塁はキャッチャーから近い分、刺しやすいから。

2019-5-10 練習量ではなく考えること

同じノックをずっと受けていても技術力は変わらない。正面の打球はもう捕ることができるから別の打球を経験した方がいいということ。中学生になっても足し算を反復しないだろう。もう足し算のやり方はわかったから、今まで解いたことがないくらいの大きな桁数の足し算だってやり方がわかっているからいくら大きくなろうと反復せずともできる。次へ進む。ステージが違うのだ。同じ練習を重ねて、やった感を得るより、練習のステージをどんどん変え、勝つための練習はなにか。そして勝つために何が必要か。チームで話し、考えることだ

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