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ファーストに捕りやすい球 頭を使う野球 オリンピックに野球はいらない 今週のダイジェスト

2019-6-17 なぜファーストに捕りやすい球を投げろと言われだしたか

ファーストは、ゴロを処理する範囲が狭い。左側がすぐにファールラインなので守備範囲が狭い。また、打球を捕球できなくても、前に落とせば、ベースが近いので間に合う可能性が残る。そして、送球の機会が圧倒的に少なく、短い。そういう理由で、守備力が弱い選手が務めることが多い。バッティングを重視して、体がでかく、脚力がない長距離砲が務めるということが多い。だから、若い頃は他のポジションを守っていたベテランがそのバッティングを生かそうとファーストへコンバートされるケースは多い。

 

2019-6-18 サインが多く存在する野球だが、将棋ほど長考することはない

そして、最も大きな理由は3アウトで清算されるということだ。将棋のように、最初から最後まで、1手の積み重ねが勝ち負けとなるのと違い、野球は3つのアウトで一旦清算される。考えず投げた球を3連打されたとしても、その後の打者3人を抑えれば0点で済む。いくら、ヒットを打たれようと、いくらヒットを打たれまいと、0点ならどちらもシャットアウトだ。だから、その清算される成功体験で、悪手の事を忘れてしまう。反省をしない。将棋のようにその1手が敗因に直結することを身に染みていれば、慎重になるはず。清算されず、ずっと続けば1球、1打者、1ランナー、1進塁に神経を張り巡らせベンチからの指示は極端に多くなるはずだ。

 

2019-6-19 オリンピックに野球はいらない

オリンピックは人類の肉体の可能性を知る大会ということがもともとのコンセプトだ。だから、オリンピック3大競技は陸上、水泳、体操となる。肉体の可能性を知るには、なるべく道具を介在しない競技がよく、また、多くのルールに縛られない単純スポーツがいい。だから、陸上や水泳のように誰が一番速いのか、とか体操のように見た目に驚き、自分でやってみようにもできないことがすぐにわかることですごさが伝わるスポーツがいいのだ。野球は多くの道具が介在し、ルールは複雑なのでアスリートの祭典にはふさわしくない。およそ、アスリートとは言えない不摂生の状態でも、打つことだけで、オリンピアになることができる。

 

2019-6-20 オリンピックに野球はいらないⅡ 剣道はオリンピックを拒否し続ける

剣道はオリンピック競技になることを拒否し続けている。そもそも、剣道はスポーツではないので、当然ともいえる。日本には元々、スポーツが存在しない。体を動かし、勝敗を決する仕組みのため、相撲や柔道がスポーツと思われがちだが、日本にスポーツは存在しない。全て、武道であり、文化だ。剣道がオリンピック競技へ一線を画しているその精神性はとてもいい。

 

2019-6-21 オリンピックに野球はいらないⅢ WBC,プレミア,オリンピック それぞれの存在意義

また、代表招集が重なることは緊張感をなくさせる。同じリーグで戦っている者が同じチームになるということは、勝負という観点から緊張感を失くさせるのだ。最近は、打席に入るときや塁に出たときに、いちいち敵に挨拶したりする。塁上では敵チームの選手と笑いながら話しているシーンは見苦しい。オフで一緒にトレーニングしたり、シーズン中も食事に行ったりと、勝負の世界で生きている意識が希薄だ。敵チームと交流することは、技術の発展が見込めるとしても、一線を画すべきところ。本来、相手に教えるのは矛盾をはらむ。

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