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プロ養成機関 佐々木だから大事 石見智翠館とPL 野球は投手戦 沖縄尚学の悔い 今週のダイジェスト

2019-8-5 高校野球はプロ養成機関じゃないから

日程に余裕をもたすことが高校野球の目的に適っているかという見方もできる。日程に余裕を持たせるということは、ピッチャーのためという以外の理由はない。これは野球が勝敗をピッチャーが100%握っているから起きる現象であり、日程を空けなければいけないのも肩が消耗品だからということ。野球の特殊性で1人の大物ピッチャーの存在だけでチームが強くなる。

 

2019-8-6 佐々木だから大事に投げさせなかったし、佐々木だから話題になった

ケガした身にとっては、投げられなくなるということはとてもつらいことだ。ケガはしてみないと気づかないし、投げ過ぎはどこからかの判別も難しい。そしてピッチャーは繊細なので、一度壊してしまうと、元に戻すのは難しい。たとえ、戻ったとしても、ケガをしなかった場合の成長とはその伸長に差が出よう。ケガをしなかった場合の、そのピッチャーの能力の全開には及ばないということになる。

 

2019-8-7 101回甲子園 おもしろいエピソードに事欠かない

末光監督が率いることになった石見智翠館の前身は江の川高校。この江の川高校、つまり石見智翠館は末光監督がPL学園3年生の時、甲子園に出られなかった31年前、ベスト8まで進む快進撃を見せた。この時の中心選手が谷繁。谷繁は広島出身で、広島のいくつかの強豪校からの誘いがあり、その中から県立の広島工業へ進学というか、野球部入部を決めていたが、まさかの入試不合格。行き場を失った時に2次募集という形で越境となる島根の江の川に入ることができた。谷繁は江の川でキャッチャーを務めることになり、3年時の島根県大会で5試合7ホーマー。山陰の呂明賜と言われることになる。

 

2019-8-8 両好投手 能登と奥川 野球は投手戦 星稜-旭川大高

投手戦になるのは、文字通り投手の力が際立つのだが、同様に守りがしっかりしなければ起きえない。バックが締まらない試合は、その時点でシラケた試合になる。また、バックがピッチャーを盛り立てないと、投手戦にはならない。ピッチャーは、全てのバッターを三振に取ろうとなど思わないし、配球や心理を駆使して、フィールドプレーヤー9人でアウトを獲っていくことが野球の醍醐味だからだ。野球は投手戦が最もおもしろい。つまり、守り合いが最もおもしろいのだ。8-7のスコアをルーズヴェルトゲームなどと言い、野球で最もおもしろいスコアとされることがあるが、野球のおもしろさは打ち合いではなく、華はホームランでなく、華は守り合いであり、投手戦が一番おもしろい。

 

2019-8-9 高校野球100年の計

高校野球は高校生の野球の勝負や技術の進展を目的としていないし、そもそもが、たかが部活動だ。最高パフォーマンスの発揮より、人間形成に野球を利用しているにすぎない。そうでなければストライクボールの判定に代表される、あれだけ酷い判定に抗議を許さなく、改善もしないなどということが100年も通るわけがない。

 

2019-8-10 沖縄尚学が許した逆転は悔しいだろう

決勝点のシーンは、中継に入ったセカンドがサードへ放った時には既にランナーはサードへと到達し、ホームへ突っ込んでいた。ランナーがどうしても1点欲しかったので遮二無二回ったように見えた。バックホームしていれば、タイミングとしてはアウトだった。本来は、ランナーの方のミスなのに、中継プレーを誤り、助けてしまった。センターオーバーに1塁ランナーがハーフウェーから判断が難しい大飛球だったのでホーム生還は許さないで済むプレーだった。沖縄尚学としては悔やまれる試合だろう。

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