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27アウトを獲る いずれそうなる野球の戦い方 野球の他の競技と決定的に違うこと2つ 今週のダイジェスト

2019-12-30 27アウトを獲って勝つ方法

右ピッチャーに対して左バッターは正面に近い形でボールを見ることができる。つまり、両目で捉えるに近い形になるわけだ。これが、左ピッチャーに対して左バッターは背中のから来るに近くなってしまい、ボールを見るには首を多く捻らなければいけない。片目で捉えるに近くなる。そうすると、自然、体の開きは早くなりがちで、打つか打たないかの判断を早くしなければいけなくなる。大谷が放つピンポン玉のような飛距離のホームランも左ピッチャーからのものは極端に少ない。また右手に投球を受けながら三振となった打席の相手は左ピッチャーだった。これが右ピッチャーの球だったら、見やすいので避けられる。まして、スイングを掛けて行って右手に受けてしまうということは、右ピッチャーに対してはまず、ない。

 

2019-12-31 プロの戦い方はいずれそうなるだろう

最近はオープナーとか、ブルペンデーとかいう戦略が出てきた。国際戦のような短期の戦い、1度負ければ終わりという場合は、短いイニングでつなぐことが当たり前だ。長いシーズンで限られた持ち駒をオープナーやブルペンデーの作戦は乗り切れないとされている。ここは改良をして、どんどん取り入れて行くことがこれからの主流となるはずだ。打線は相手ピッチャーに寄って並べたらいい。代わったらことごとく代え、たとえ4番にも代打を出す。全とっかえでもいいくらいだ。プロの戦い方はいずれそうなるだろう。

 

2020-1-1 つまらない野球という風潮のみならず

無死1塁の状況で送りバントをしたい攻撃側が、バントを2つファールにした場合、もう一度バントのサインは出しにくい。そこでヒッティングに切り替えるが、ここでベンチとしてはゲッツーを懸念する。追い込まれてからのヒットの確率は低い。そしてストライク先行ではランナーを動かしにくい。ここで打者がとるバッティングは、ボールを見極めファールを打つこととなる。そして、カウントを良くしたところでランナーを動かし、打者は転がす。エンドランの形で1死2塁にしたいのだ。これができれば、バント成功と同じ効果がある。こういうところもチームで練習している意識があるチームはと強いし、攻撃のバリエーションが増える。

 

2020-1-2 ホームランを喜ぶか、ホームランは出にくいものと楽しむか

MLBのように世界中から野心を持って集まる場所で、1チーム9人しか打線に並ばないような野球では、全てが強打者であり、全てがいつでもホームランが飛び出す。みんなで打って、その中で失敗の方が当然多いけど、中にはホームランもいくらか飛び出すだろうし、相手ピッチャーによれば、大量得点も可能と考え、自由に打たす作戦をとる。まして、どんどん体が大きくなっていき、情報分析が進み、技術の進歩、道具の進展がある中で球場の大きさはずっとほぼ一緒という状況ならそうなって当然だろう。日本はホームランを喜んでもらおうと狭くするくらいだ。本来野球はホームを踏んで1点をもらえる。それまでに4つベースを踏む過程があるからどうやってランナーを出すか、進めるか、そしてホームベースを踏む回数を相手より1回多くするにはどうするかを駆使するゲームだったように思われる。

 

2020-1-3 野球の他の競技と決定的に違うこと2つ

何と言っても、競技場のの広さに決まりがないということ。他のどんな競技でも、それを行うスペースに決まりがないと言うのだから不思議なものだ。競技のルールを決める時、だいたいその大きさから決めそうなものだが、それに規定がないのだから。野球はダイヤモンド内は距離が決まっている。ピッチャープレートと塁間は決まっている。しかし、球場の広さには決まりがない。それなのに、毎年ホームラン王を決め、通算ホームラン数で優劣をつける。ドームなら球は飛びやすいし、風が強い地域のスタジアムは飛ばない。しかも、野球は道具の介在が多いから、ボールの性能やバットの性能でも大きく変わってくるはずだが、それらは無視だ。ただ、ホームラン数は競うところの本質ではなく、あくまでチームで勝ち負けを競っているので、その数はどうでもいいともいえる。

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