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坂本2000本 マウンドによるピッチャーの出来 惜しまれつつ引退 強くなるには金が要る 今週のダイジェスト

2020-11-9 坂本は2番目の若さでの到達 3月に開幕していれば・・

そして2番目の若さということだが、坂本は31歳10か月とのこと。トップが榎本で31歳7か月だ。ただ、高校卒業して入団したとして、最も早く試合に出られるのはルーキーイヤーの3月ということになる。この時点で、4月生まれなら18歳11か月が経過し、3月後半生まれなら18歳に満たない時点でスタートということになる。この時点でこんなにも差があるのだ。ただ、入団は高校を卒業してからでないといけないということではないだろうから公平でないとは言い切れない。

2020-11-10 低くてなだらかなマウンドは総じてピッチャーは嫌がる

野球は球場によって大きさが違うという他のあらゆる競技にはあり得ないルールとなっている。球場の大きさはその本拠地チームで大きくも小さくもしていい。そしてインプレーがあるファールグラウンドも大きさが全て違う。競技場の大きさに決まりがないというのは他のどのスポーツを見ても例がない。マウンドも球場によって全て違う。高さ、傾斜、土が全ての球場で違うので、ピッチャーは球場によって球が変わってくる。踏み込みがいいマウンドだ、とか固い土だと下半身が生かせない、とかピッチャーの得手不得手がある。低くてなだらかなマウンドは総じてピッチャーは嫌がる。

2020-11-11 野球は9イニング制 時間制限はなし

9イニングの中で時間制を敷くとリードしたチームは戦略的に逆転されないために、時間稼ぎをすることができる。タイムの要求、牽制、ピッチャーは長く持つ。極端に言えば、初回で1点獲ったチームが、その裏の守りでツーアウトでも獲ることが出来れば、絶対的に信頼できるピッチャーを登板させ、一人ランナーを歩かせてそこから時間が来るまで牽制をし続け、時間が来たら1人の打者を全力で抑えに行き、1回で試合終了ということもできるわけだ。時間制を用いるなら、それに合わせて、現行のルールを改正しなければゲームとして成り立たない。

2020-11-12 プロは惜しまれつつ引退がいい 名選手ほど大事 高校野球はやりたくてもやらせてくれない

ピークから落ちたら身を引いたらいい。自らの最高峰のプレーにはもう届かないと思えば、身を引く方がプロとしての考え方に思われる。通用する、というレベルではなく、トップから落ちたら譲るということでもある。それはプロだから。最高レベルの技術の応酬を見せる場としてはその方がいい。そうすれば、全体のレベルがの向上にも加速がついていく。実力が下降線に向かっている選手が、たとえそのレベルに達していない若輩者にでも、場所を譲り、その場所を必死で獲得しようとしていけば、実力は自然、上昇線を描く。

2020-11-13 野球で強くなるためには、金をかけるという判断

かつて巨人が金にものを言わせFAで買いあさりながら勝てなかったように、グラウンド上には9人しか出場できないという制約がある野球というスポーツでは全体の戦力で優劣をはかるわけではないし、勝敗はピッチャー次第という野球の特徴がある。また、高額の選手も次の年には例年どおりの成績を残せるとは限らず、力は衰え、ケガもある。野村は”優勝を金で買うということだけは・・”と、FAで買い漁る姿に、打倒巨人の投資をいっそうみなぎらせていた。それは、スポーツという性質が、金に左右されるということに嫌悪を抱く人間の心の作用による。スポーツは努力という汗と涙でつかんだ実力によって優劣が決まってほしいという幻想があるのだ。しかし、プロは金で強くなっていい。プロだから。

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