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野球で強くなるためには 三浦監督誕生 王を返せ イチローの危惧 プロ野球の幸運 今週のダイジェスト

2020-11-16 野球で強くなるためには チーム作りからビジョンを持つ

金をかけるとは環境を整えるということ。環境とは、練習場、指導者、道具、時間、食睡眠、味方の戦力といったところ。高校生の10代後半は、実力をめきめき伸ばす年頃だ。身体が出来てきて、それまでできなかったことが一気にできるようになる。例えば、オーバーフェンスしたり、球速が伸びたり、盗塁ができるようになったり、外野からの返球がダイレクトにできたり、その他、細かいことをあげればありとあらゆることができるようになり、それが楽しくてさらに精進する。予算を割くことができない公立に行って、何気に続けた野球が名門高校に所属するトップクラスの選手に引けを取らないほど成長してしまった、なんてことはザラにある。

 

2020-11-17 三浦監督誕生 監督はつらいよ 現役時代の実績は関係ない

横浜新監督は三浦となったわけだが、このタイミングだったら、切り札としては三浦が順当だ。というより、三浦監督誕生させるために引退以来、準備していたはずだ。二軍でのコーチや監督はその下地ということ。長く優勝がなく、低迷していると言っていいチームには生え抜きの元エースは必ず監督になるはずであとはタイミングの問題だった。現役時代は横浜のスターで、背番号18は欠番扱いされるほど地域には崇められる存在であった三浦も監督となってしまえば、結果を出さなければすぐに憎まれ役となる。監督とは厳しい役職だ。現役時代、応援され、賛美され、引退時には涙で送られた人でも監督で敗ければ、こき下ろされる。現役時代のかっこよさと監督としての能力は別の目で見る。

 

2020-11-18 王を返せ 強くした時点で返してくれよ、もういいだろ

久々、福岡にプロ球団が帰ってきて意気上がるファンは、ダイエーの監督を引き受け、しばらく勝てない王に、頼むからやめてくれだの、やる気がないなら辞めちまえだの、そりゃー巨人の、東京の、ファンだったら口にしなかったであろう罵詈を浴びせた。巨人や東京の野球ファンならそれまでどれだけ夢を見させてくれたかと思えば、数シーズン勝てなかろうと、とてもそんなことは口にできなかったはずだ。プロだから、勝てなければ非難を受けるのは仕方がないし、そうあるべきなのだが、あの日本の野球界の宝に対してたまごを投げつけるなどという暴挙、軽挙を犯したダイエーファンはその落とし前をつけたのだろうか。ファンは勝手なものだし、ファンあってのプロ野球であるとは言え、さんざん罵っておきながらひとたび勝てるチームになった途端、手のひら返しというのでは、さすがに調子がよすぎる。

 

2020-11-19 イチローが危惧した野球の方向Ⅱ

ホームランは野球の華と言われる。確かに華のひとつだ。ホームランに注目しない人はいないし、野球をやっていればホームランを打ちたいと誰しも思う。その華であるホームランが出る理由に試合展開があり、ホームランになるようなところに投げざるを得なかったバッテリーの事情があり、打つ方と守る方の技術と読みと一瞬と間が凝縮されている。そこを深読みすることがおもしろいのであり、さらにそこを追求すると野球の見方が大いに変わる。技術と読みと一瞬と間は野球のあらゆるシーンに共通することであり、野球はどちらが多くホームベースを踏む回数が多いか、というゲームだからその細かいシーンで塁を奪う攻防に面白さがある。ホームランもホームベースを踏むためのひとつの手段だ。

 

2020-11-20 日本野球の幸運 ONの存在

野村が言った、「日本にプロ野球がある限りONという存在は語り継いでいかなきゃいけない」これは、長嶋と犬猿とまで言われ、巨人の妬んでいた野村の発言だ。あの野村が長嶋を評して言っているのだからその意味は重い。今でも日本の第一スポーツとして多くの人達がプレーを楽しみ、多くの人達が高度な技術を堪能できるのはONという存在が大きい。ONのおかげと言っても過言ではない。ONがいたから我々は今、野球を楽しむことができ、プロ野球選手たちも巨万の富のもと、好きな事を仕事にできている。

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