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不遇の年 2020年 球への燃焼 セ・リーグにDHが必要な本当の理由今週のダイジェスト

2020-12-21 セ・リーグにDHが必要な本当の理由Ⅴ

プロの1流選手をピッチャーとキャッチャーを除く、たったの7人がポジションに就くと考えれば、7人くらい、バッティング重視や守備に目をつむって選出する必要はない。どちらもこなせる選手が7人くらいいようというものだ。オリンピックで2度の落球をしたシ゛ーシ゛ー佐藤の例は顕著だ。普段はレフトを守らない佐藤の凡ミスで致命的失点をした。WBCでは筒香が落球している。本来はプロの1流を7人選ぶのにアマチュア以下の守備である筒香を守らせる必要はない。他の1流がいる。筒香にはここぞの一振りに賭けるか、DHで使うしかない。これも攻撃偏重、守備には目をつむるという発想からだ。

 

2020-12-22 不遇の年 2020年 野球への燃焼

高校卒業は大人への一歩であり、自立への一歩であるから。その大きな区切りとなる高校部活動が満足いくものにならなかった心中を推し量るとこちらも苦しくなる。そんな中でも独自大会と銘打った夏の地方大会では普段と同じような情熱をもって試合が行われていたことにはホッとさせられた。甲子園がなく、スタンドで応援してくれる同級生たちの姿がないのに、変わらない熱さをもって、試合に負ければ大泣きする選手を多く目にした。甲子園の希望がなく、静かなグラウンドでも情熱は変わらなかったことは、高校野球を完全燃焼するといった姿勢に見受けられた。

 

2020-12-23 ランナーを背負って出ていくことが楽と捉えるピッチャーは多い

回アタマから3個アウト獲るより、またはワンポイントだとしてもアウトを獲れないまま後のピッチャーにランナーを残すより、たとえランナーを背負っていようともアウトひとつでリセットされるならそちらの方が楽というわけだ。とりあえず1個アウトをとればよく、そこで今日の調子や感覚、試合を感じられ、これなら回を跨いで次もいけるとなることもある。実は回の途中でランナーを背負っていても、その方が投げやすいと捉えるリリーバーは多い。

 

2020-12-24 イチローが危惧した野球の行方Ⅴ

身体を極限まででかくすれば、意図していない打球でも成功となる。あっちへいっちゃった打球でも100メートル先まで飛べばいいのだ。差し込まれ気味でもフェンスを越えるのがわかっているので、差し込まれても思い切り振ればあとは球に聞いてくれと入ってくれる。100メートル先でいいから下半身は鍛えない。上半身だけムキムキにすれば、バッティングが完成する。マグワイアもボンズもそうして、禁断の薬物へと思考は向いた。これが打者の勝ちと言い切れるのか。こういったところをイチローは危惧していたのではないか。ピッチャーとしてはたまらない。差し込み、思い通りに投げ、投げ勝っているのに結果は完敗の烙印だ。大谷や筒香のような打者が日本にもどんどん増えれば、今の球場では狭い。少年野球の球場でアベレージヒッターが打っている状態だ。

 

2020-12-25 快心であるほど打球を見ない打者

この時、周囲の目はピッチャーに向かっていたり、打者に向かっていたり、野手の動きを注視したり、ランナーがどう動くかを見ていたりする。だが、ピッチャーが打者へ投じて快音とともに高い放物線を描く打球が放たれると、ほとんどの視線はその打球を追う。球場内の野手を含めたベンチ、客席の人達もほとんどが打球の行方を見る。打球に飛距離が出るほど、快心の放物線であるほど、打球に視線が移るものだ。ほぼ全員が打球の行方を見ている。敵も味方も。この時、飛距離が出るほど、快心の放物線であるほど、見ない人がいる。それが打者だ。

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