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追悼野村克也 大谷始動 敬遠球をホームラン柏原 負け試合のホームラン 今週のダイジェスト

2020-2-17 野球に対する果てしない探求心 追悼野村克也

有名なささやき戦術が通用しなかったのもON。王に囁いても、最初は聞いてくれるが、いざ打席で構えに入るとピッチャーへの集中がものすごくて通用しなかったと言う。あの集中力はどこから来るんだろう、と語った。長嶋に通用しなかった話は2つ聞く。囁くとその話に乗ってピッチャーに背中を向けて、野村と話し込んじゃうというのと、ささやいても全然違う答えが返ってきて、まったく話にならないという2つだ。

2020-2-18 野球に人生を賭けた 追悼野村克也

かつて球界で天才は2人と著作物にあったと記憶している。それは、長嶋と広瀬だった。長嶋は言わずと知れているが、チームメートの広瀬はオールドファンでなければなじみがない。広瀬は、野村が南海を追われた後、監督になった人物だ。ちなみに野村が南海から追われたのは、サッチーとの問題が一番大きいとされている。広瀬は、脚の速い選手だった。そして、盗塁の極意を広瀬に質すと、擬音を交えた感覚のみで伝えてきたので天才と思ったと言っていた記憶がある。つまりは、長嶋が世間でも天才と言われる理由と一緒だ。

2020-2-19 どちらも一流程度なら両方は手を出さない 大谷始動

どちらも一流程度なら両方は手を出さない。どちらも超一流だから、やりたくなってしまうし、やらせたくなる。桁違いのプレーができるので、両方できて、成功のように映るが、そうではない。栗山は、大谷が日ハムを離れる時、両方をやらせたことが成功かどうかわからないと言った。入団拒否を翻意させるために繰り出したウルトラCだったが、宝を預ったことで、本当によかったのか、苦悩したことだろう。むしろ良くなかったと思っているかもしれない。そして、自分の手を離れてホッとしていることだろう。

2020-2-20 敬遠球をホームラン 柏原

その昔、柏原はホームランにした。敬遠球をホームランにするのは難しいはずだ。だって、普段ボール球を打つ練習なんてしないから。外目の高めにボール球が来るとわかっているとは言え、それを遠くに飛ばす練習はしていない。優秀な打者とは、必ず来る3球のストライクのうちの1つを捉える確率を上げるか、ということになるから、ボール球は練習しやしない。その中でボール球が来るとわかっていて、それを遠くに飛ばすにはどうするかを即座に描いたと言いうことか。失敗するのが関の山と思えるのだが、それを外野フェンスを越えるように打った?

2020-2-21 負け試合のホームランの価値

野球界では名球会入りの条件は、数字でしかあらわられない。打者で言えば、ヒット数だけだ。選手として最も価値があるものは、本来、勝利への貢献だろう。そう捉えれば、負け試合で打ったホームランには価値がないとまで言える。極言すれば、優勝できないチームでの三冠王は価値がないとまでは言えなくもない。落合が名球会入りを拒否した理由の1つの2000本を超えていない選手でも、素晴らしい選手はたくさんいるから、というのはよくわかることになる。野球選手の価値はヒットを打つことにとどまらないのだから当然だ。無味、冷酷、定量の数字なら誰でもすぐわかり、平等におもえるからこれに頼ろうとする。しかし、大命題であるチームへの勝利への貢献という尺度からは、もっと多くの選手が該当することになり、むしろ不平等となる。

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