2020-3-30 高校時代は野球をせず、学力で1流大学へ進み、今はプロ 中日 松田
昨年、中日の育成1位指名で入団した松田は、高校時代バレーボール部だった。高校在学中に身長が伸びると、中学まで続けていた野球をもう一度、大学で取り組むことになる。大学に入学した頃は175センチで62㌔程度で、初めての硬式野球となった。その細身の体で、真っ直ぐは高校生の中に入っても遅い部類に入る程度だったものが、1年の秋までに、急成長を見せ、140㌔を計測するまでになったそうだ。名古屋大学という国立の1流大学なのだから相当、勉強も頑張ったはずだ。名大は3部リーグであり、これまでもプロ野球選手はいない。松田は黒縁メガネ左腕としても話題になった。
2020-3-31 高校野球の注目があるからこそプロの人気が支えられる一面
資金力と売名という効力を考えると、学校という枠を利用することが最も手っ取り早い。プロは、アマチュアが整えてきた環境で育った選手を吸い上げるだけだ。最高レベルの野球を知っている機関が拾い上げるだけというのは野球発展や技術進歩においておかしいはずだ。本来は、情報、戦術、経験を有しているプロが投資して、自らの世界へ我田引水することが普通と思われる。
2020-4-1 ホームランは遠くに飛ばすのではなく落ちた先がフェンスの向こうという発想
ホームランは遠くに飛ばすのではなく、フェンスの外に放り込むこと。かっとばすのではなく、バットとボールの衝撃を強くする、あるいは真芯に当てて角度をつければ、落ちた先がフェンスの向こうという発想。
打者は芯に当てようとバッティングをする。良い打者というのは、この芯に当てる確率の高いことを言う。プロの目から見てもテクニシャンに映る打者、例えばイチローや篠塚はフリーバッティングなどではほとんどを芯で捉えると言われていた。こういう好打者が詰まりながらヒットにするとか、崩されながら拾う、といったバッティングを見せる。だが、最初からそれを狙ってバッティングをするのではなく、基本強くヒットしようとながら引き出しの多さで、それができない場合の対処をしているのだ。
大学野球は、お金を払ってもやりたいのは若い血が野球を欲しているから。クラブチームもそう。そこで自分の実力に見切りがついたら、次のステージへ歩みだそうと考えている選手が多いだろう。独立リーグにもそういう人も中にはいようが、こちらはプロなのでその先を見ている選手が多い。だけど、給料は安く、その先に行けるのはほんの一握りだし、その先に行っても長くやれる選手がほとんどいない。
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