毎日野球コラム - 野球コラムサイト -

レギュラーという概念 危険極まりない野球 高校野球監督のコメント 職業監督 今週のダイジェスト

2021-8-23 これからは変わっていくレギュラーという概念

打撃を優先して使われる選手、筒香や外国人には守備でのスーパープレーができない反面、こういう打撃だけの選手が4タコの試合で、ルーキーが4安打ということがあり得る。大谷のホームランを真似できないし、柳田の打球を真似できないし、佐藤の場外ホームランを真似できないけど、彼らが空振りする球を二軍選手がフォアボールを選ぶ可能性はあるわけだ。野手もイニング、展開を見ながら適所に配置する。

2021-8-24 打球は直撃するもの 危険なスポーツ野球にアクシデントはない

高校生は技術が成長途中のため、それは未熟と言ってもいい状態であるため、一生懸命やるほどケガのリスクが高くなる。さらに、その一生懸命とは文字通り命を懸けるほど一試合に賭ける情熱が最高潮のため周りが見えないほど、また自分の体力を考えないほどのプレーで体に負担をかけることになりケガに至る。その中で近江‐日大東北では初回、3球でエースが打球を受け降板した。これをアクシデントでの降板という言い方をする。打球を受けることはアクシデントではない。プレーのうちだ。元々、金属バットを振り回し、固いボールを人に目がけて投げ、歯のついたスパイクで接触プレーがあるという危険極まりないスポーツだ。日本航空のバデルナは打球を腹に受けたが、続投した。

 

2021-8-25 監督のコメントはどこまで正直か

「ロースコアに持ち込みたい」はうちの打線はさほど爆発力があるわけでないから点は獲れないでしょう。だから相手にも点をやらず、引き離されないゲーム展開を、ということになる。だからと言って、ロースコアが得意なわけではない。得点が多く獲れるわけではないからロースコアでなければ勝機はない、ということだ。勝つ試合はいつもロースコアとか、負ける試合には大差もあればロースコアもある。投手陣と相手打線を見比べて、そういう結論になるわけだ。

 

2021-8-26 高校野球 職業監督

かの有名な松井、5打席連続敬遠を演出したのも馬淵監督だ。甲子園での星稜の練習中の松井のバッティングを見て、こりゃうちのピッチャーでは抑えるのは無理、と悟り、敬遠策を指示した。その後、世間の反応が大きくなったことから辞任しようとしたが、学校から慰留され現在にまで至っている。あの時は力があるピッチャーがいなかったこと、星稜に松井以外にも力のある打者がいれば松井を歩かせたらキズが深まりかねないがそういう打者が見当たらなかったこと、自チームも得点力があるわけではなかったこと。これらを勘案して松井敬遠となった。つまり「ロースコアの持ち込みたかった」わけだ。

 

2021-8-27 職業監督は球数制限に縛られる

球数制限というのは本来、体を慮った制度だ。縛るために制度ではない。これを縛られたと捉えているような発言に受けとれた。ルールで縛ったのはそんなに使わないでね、体を大切にしてね、というメッセージだ。それを束縛としかとらえていないように思われる。高野連の強権であり、それには従わなければいけない高校部活動の高校野球のジレンマが吐露された。

野球情報メールマガジン

https://twitter.com/yakyucolumn

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

傑作コラム

TOP