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たかが野球 野球のボールウォッチャー たとえ無駄に終わっても プロを育てるのは高校野球 今週のダイジェスト

2022-1-17 たかが野球

プロの世界はその格差がはなはだしい。一握りの選手が試合に出続け、高給となり、名声を得、大半が1軍出場もままならず薄給のまま数年でクビを切られ、野球しかしてこなかったから第二の人生に呆然とする。それでもプロだから、の一言で問題とされない。第二のキャリアのために仕組みを作っているが、プロは格差があってよいとされる。勝負の世界だからだ。勝負が命題のこの世界では実力があることが最も偉く、そこで切磋琢磨しないと技術も上がって行かないから格差がないといけないとされている。たかが野球だもの。

 

2022-1-18 野球におけるボールウォッチャー

ベースについている時はボールを持っている人から目を離しても平気だ。見えないところで何が起きていても安全地帯にいるから。さあいざ離れようという時は誰がボールを持っているかをまず、確認してから動く。わからないままふらっと出てしまっては近くの野手がもっているかもしれないし、思わぬところから送球がくるかもしれない。

 

2022-1-19 たとえ無駄に終わっても走り続ける たった一度のサボりが敗けを呼ぶ

内野手は、ポジションにこだわって突っ立っていても、関係ないところに突っ立っていても意味がない。そんなところに突っ立っているのならカバーに走るとか、ベースを埋めるように走らなければならない。たとえ無駄に終わっても、憂いを無くすために走る。また、そこへ走ったから相手は先の塁をあきらめるわけで、記録にはならない動きが勝利を近づけるのであり、その動きを怠り失点したら記録にならないが大きなミスとなる。

 

2022-1-20 お金を受け取ればプロ ヘタクソのプロ野球選手

プロ野球選手は特別に優れた能力ひとつをチームが買う。ピッチャーは打者を抑える能力に優れているからプロであり、プロ野球選手でありながらバッティングは高校生にも劣る選手は多いし、守りも走塁も然りだ。だからピッチャーにバントを決めることを当たり前のように求めても上手く行かない。だってそのためにプロになったわけじゃないんだもの。また、バッティングに優れた選手で守備や走塁が高校生以下という野手も多くいる。それでも野球はDH以外で3打席以上打たせたいと思えば、守らなければならない。するととてもお金を払って観るには耐え難いプレーを露呈してしまう。それでもプロ野球選手と言ってもらえる。素人で金をもらわないで彼らよりうまい人も多くいる。

 

2022-1-21 野球で立身するためのシステムギャップ プロを育てるのは高校野球

日本のシステムは教育機関である学校に野球技術の発展の大重要部分を任せた。学校はスポーツを強くすることが経営にプラスになることを知り、このシステムを歓迎する。ところが大義名分は教育の一環だが、プロは野球のみの最高技術であることが第一の目的で、そしてエンターテインメントだから教育とはかけ離れている。プロを養成するのは高校野球でありながら、教育を優先し、プロは技術と勝負とエンターテインメントを優先する。だから高校野球にもレベル向上は求められ、さもないと野球文化衰退につながる。このギャップに選手、監督、プロの身動きが硬くなり、多くの矛盾を生み出し、多くの不利益を生んでいる。

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