2022-10-24 高校野球 たんこぶが抜けた秋の新チーム さあ俺達の時代
高校野球は3年間の高校野球生活という表現をよく使うが、夏までは甲子園の決勝まで進んだとしても2年半もない。甲子園に出場しないほとんどのチームが7月で高校野球を終えるので、高校野球生活とは2年4か月に満たない。高校生活が3年間であるだけだ。高校野球は3世代、3学年が揃うのは4から5ヶ月と実は短いのだ。1年生はこき使われるから、つらい時期と感じる人も多いがたったの数か月だ。そして1年生から見たら3年生は遠い存在に映り、ずっとこの野球部を牛耳ってきた主のように感じるものだが、たったの2年しかやっていない。
プロはパフォーマンスすることが仕事だ。それがガッツポーズとは限らない。黙っていることもパフォーマンス。派手な事を一切しなかったり、ポーカーフェイスでいたり、といったこともパフォーマンスだ。派手な事をしていると相手の心理がわかりやすい。だから打たれた方としてはかえって喜んでもらっている姿をさらしてくれた方が、次への対戦に生かしやすい。
本来、ストライクの範囲はルールで決められているのだからプロもアマチュアも差はないはずだが、高校野球のストライクゾーンはプロと比べればボール2つは違う。この高校野球のストライクゾーンを採用すれば、高校生のピッチャーでもプロの打者を抑えることができる。高校生の一流ピッチャーの球ならボールゾーンをヒットにすることはプロの打者も難しくなるからだ。逆にプロのストライクゾーンを高校野球に採用したら、フォアボールだらけの試合になる。コントロールの精度がプロとは極端劣る高校生ピッチャーがプロのストライクゾーンでは半分以上入らないかもしれない。
2022-10-27 打てないフォークなど、いまだに存在しない
フォークボールのようなワンバウンドになりかねないボール球など打てなくて当たり前なのだ。それは打つのではなく見逃す球であり、そして見逃すことこそ、その一球に対しては最上のバッティングであり、その一球に対してはピッチャーとの勝負に打者が勝ったということになる。ヒットを打つことが打者の勝ちなら、ボールをひとつ増やすことも打者の勝ち。逆にストライクゾーンに来たフォークは落ちが少ないという事だから打てる。つまり、過去から今までに現れたフォークで打てない球はない。ボールになるフォークは打ってはいけない球であり、ストライクになるフォークは打てるから。
2022-10-28 吉田のサヨナラホームランの伏線 日本シリーズ第5戦
代えないのならキャッチャーがボール球を多く混ぜる配慮が欲しい。フォアボールでいいという配球をする必要がある場面だ。サヨナラのランナーをスコアリングポジションにするという非常識の配球ではあるが、一番いい打者と気落ちしたピッチャーがまともに勝負しては危険とキャッチャーは察知していい場面だ。