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高校野球のリプレー映像 高校野球のリクエスト スポーツのルールは神様今週のダイジェスト

2022-2-7 裏でリプレー映像を見て確認する高野連

両ベンチがファールだ、ホームランだ、と主張する中、協議を必要とするほどはっきりしないのなら自信をもって一瞬の判断に頼るということは人間の心理としてままならないはず。時間の経過とともに、その判断に不安となっていくはずだ。これを不安なまま一度出した判定を貫くことを強いたり、判定が変わることに審判の威厳などと意固地になったりすることもない。判定は正確のみ是であり、何度も確認し、覆ることは何も問題ない。正確で納得いく判定を時間をかけてでもやったらいいのだ。

 

2022-2-8 柔軟な姿勢や裁量は時に強権へと変貌する

最近の夏の大会では脚をつる選手が多い。高校野球では許されないはずの抗議が許され、認められたこの一戦2022-2-7 裏でリプレー映像を見て確認する高野連も足をつる選手が続出した。この試合ではそのため本来ケガとして認められない、つるという現象に臨時代走の処置がとられた。こういう柔軟な姿勢は正確な判定にも取り入れて行ったらいい。審判をプロにするとか、副審を置くとか、映像確認を取り入れるとか、協議をするとか。

 

2022-2-9 高校野球はリクエストでなく検証、裏から助言が行われるというシステム

2塁塁審が守備妨害と言い、さらに審判団協議を経てまで出したジャッジを裏の人との打ち合わせで覆るということはリプレー検証したのだろう。映像でないとすれば、現場の審判の判断が控えの審判や高野連関係者の大勢とかけ離れた場合、検証、助言が行われるというシステムなのだろう。プロのように明確なルール変更として名称を固定してのものではなく、公にしてはいないが、内内で対応しているのだろう。

 

2022-2-10 スポーツにおいてルールは神様

一般に道具の介在が多くなるほど複雑な競技となり、それに伴いルールも複雑化していく。野球は最たるものでボール、バット、グローブを使い、ベース、球場を用意するし、複数の人間同士で対戦し、攻撃側と守備側が全く違う動きをする。これだけの条件が含まれるとルールは複雑になる。同時はアウトかセーフか。目に見えないスリーフットライン(スリーフィート)。手首が返ったらスイングとは書かれていないハーフスイング。アピールがなければそのまま素通りというアピールプレー。コリジョンだって主観であり、判断が難しい。ボナファイドもそう。ストライク、ボールの判定すら高校野球とプロでは全然違う。ボークも国際戦ではあまりに違う。タッチアップやハーフスイングなど選手側からのアピールがなければ、判定が下されないという怪奇さ。

 

2022-2-11 スポーツでは公平を追求しないと勝負として成立しない

高校野球に情熱を傾けることは賞賛される。教育の一環だから一生懸命やることは人生の教訓になるからだ。指導者も一生懸命やってはいけないと言う人はいないだろう。だが、一生懸命やるほどひと試合の酷い判定に翻弄される。それにより負けを突きつけられ高校野球から退場を迫られる。その負けはこれに情熱を燃やしているほど落ち込み、絶望と言える程の落ち込みはしばらく立ち上がれないほどだ。高校野球における酷い判定は拷問だ。

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