今回のオリンピックでも判定については抗弁が起きている。
2022-2-4 前代未聞の判定2度の覆り高校野球が抗議で覆った
2022-2-9 高校野球はリクエストでなく検証、裏から助言が行われるというシステム
スポーツでは公平を追求しないと勝負として成立しない。
だから出来るだけ不公平と思われることを排除するために細かい規律ができあがる。
採点競技やタイム競技はどんなに追及しても免れ得ない。
細かい規律を追求していくと、高梨みたいなことも起きる。
細かい規律のためにパンプアップや気候や気圧や体調などを考慮して、着るものまで
その時によって換える気を使わなければいけなくなる。
今回のオリンピックではショートトラック、高梨、竹内ら裁定、判定で不完全燃焼が出ている。
優勝した平野も2本目のジャッジに対して納得していない。
髙木菜那は相手の妨害を訴え、憤慨していた。
羽生は穴にはまる不運があった。
ジャンプは日本が強くなると板の長さの規定が変わり、日本人は勝てなくなった。
水泳ではバサロに制約がかかったことがある。
最もシンプルなスポーツと思われる陸上競技でさえ風でタイムが変わるから追い風参考といった
線引きをしているし、競技場の質やスパイクの質でタイムは変わる。
水泳もコースによって波の影響を受けるし、水泳場のつくりによっても波の立ち方が変わる。
水泳では高速スーツが問題となり、今陸上界を席巻している厚底シューズはタイムを大幅に
短縮させている。
納得いかない裁定や判定により、不完全燃焼は気の毒だ。
オリンピックは4年に一度でこれに賭けてきている選手が多い中、これでフイというのは残酷だ。
高校野球は2年数か月が一瞬の判定によってフイになる。
高校野球に情熱を傾けることは賞賛される。
教育の一環だから一生懸命やることは人生の教訓になるからだ。
指導者も一生懸命やってはいけないと言う人はいないだろう。
だが、一生懸命やった選手ほどひと試合の酷い判定に翻弄される。
それにより負けを突きつけられ高校野球から退場を迫られる。
その負けはこれに情熱を燃やしているほど落ち込み、絶望と言える程の落ち込みはしばらく立ち上がれないほどだ。
高校野球における酷い判定は拷問だ。
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