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球筋は見ない ドラフトとFA 通用するという言い方 戦力になるという言い方 不調はない好調があるだけ 今週のダイジェスト

2022-3-7 球筋をよくみると、強い打球は打てなくなる

あるデータによると右方向へ飛んだ打球のうちヒットになる率は左方向、センター方向とくらべると落ちるというデータもあるそうだ。これは強い打球が飛ばないということが理由だろう。右打者の左方向はいわゆる「ひっぱる」打球となる。引っ張るには、打者は自分の体より前でバットとボールをぶつける必要があるとされている。この場合、体を回し、バットを多くまわす分、加速され力が加わりやすく、またバットが自分の腕より前に出るため腕と手首の力がバットに伝わり、それがボールに伝わるので強い打球になるわけだ。飛距離を出すにも「引っ張った」方が、よく飛ぶ。

 

2022-3-8 FA取得は厚顔の極み

ドラフトをやめてしまえば、その時点で自由にチームを選べたのだからFAでまたチームを選ばなくていいでしょ、選んだのは自分だからFAの権利はいらないよね、という理屈は成り立つ。そうすれば当初の目的に実は近づくのかもしれない。しかし、ドラフト自体が一つのドラマとして金を生み出すイベントになってしまったのでやめられない。

 

2022-3-9 レギュラーだけで野球をやるわけじゃない

そして新庄の時はもっと懐疑だった。むしろ嘲笑すら含んで通用しないとされていた。ヘタしたら守備固めで終わっちゃうなどと言われた。ただ、守備固めがダメか、ということになる。日本ではスターだった新庄が守備固めなら日本に残った方がいい、とは誰でも思うところだが、通用するかどうか、ということで言えば世界中の強者が集まるMLBの舞台で守備固めという重要な役割で起用されるのなら、それは充分通用していると言える。

 

宮本は引退すると決意した時、チームは川端をこれからの主力にしようとの意思があった。あの時点で川端に負けているとは思わなかったけれど、チームの循環を意識して引退を決めた。ところが、チームから慰留された。しかし、宮本は一旦断った。若手への見本といった理由で戦力として見ていないのなら引退する、と言ったそうだ。しかしチームは優勝するためお前の力が必要と口説き、宮本はとどまった。それは控えという表現になるはずだが、戦力だったのだ。

 

2022-3-11 極度の不調はない 好調があるだけ

試合でのピッチャーは打者を抑えようと投げている。打たれたら、研究して弱点はどこかと対策を練る。それらのピッチャーの球が打てなくなったのは不振ではなく、その時点でのその打者の実力なのだ。そして、打っていた頃がむしろ偶然だったかもしれない。そしてマシンやバッティングピッチャーの球すら打てなくなったのさえも実力かもしれない。体力の衰えや目の衰えや技術の衰えかもしれない。それは実力という。

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