2022-6-27 おめえも許さねえよ スター軍団・横浜をねじ伏せた東海大相模投手陣
横浜高校は前年、レギュラー8人が2年生だったのだから、翌年はそのレギュラーメンバーがそのまま残るわけでさらに手ごわいチームになっているだろうと予想できる。そして、2年生軍団の横浜高校に敗れた東海大相模の3年生は引退することになり、引き継いだ後輩たちは、さらにパワーアップしてくるにちがいない横浜に勝たなければならない。そして準決勝でぶつかったこの神奈川横綱対決に勝った東海大相模は先輩たちの無念を晴らし、目標成就に泣きつくした。
2022-6-28 光を照らされることはない敗戦処理ピッチャー
敗戦処理が存在する理由は、ピッチャーは使い続けられないからだ。肩、肘は消耗品と言われるように、毎度毎度投げていたら必ず壊れる。だから休養をしなければいけない。先発ピッチャーが中6日空けるのも、中継ぎピッチャーが回マタギをしないのも、高校野球に球数制限が設けられたのも、佐々木が入団からしばらく投げずに、今季になっても登録抹消をするのも、すべて肩、肘は使い続けられないからだ。
長丁場のリーグ戦はリードされているゲームは、敗戦処理に代表されるビハインドゲームで投げるピッチャーが登板し、なんとか点差を広げられないことを願う。そして、何とか逆転してくれ、とベンチは願う。逆転したら、勝ちゲームに投げるピッチャーを登板させる。リードされているゲームに良いピッチャーが登板し、それ以降、パーフェクトに抑えても逆転できなければ、その後10点とられようと一緒だからだ。1点差でも10点差でも負け数はひとつで黒星1は変わらない。ピッチャーだけ無駄遣いとなってしまう。
2022-6-30 敗戦処理は主力ピッチャーを休ませるために
高校野球はトーナメント戦で負けたら終わりだから、エースに投げてもらわなければならない。エースも敗けてピリオドを打つくらいなら壊れる方がまし、とばかりに無理を押してでも投げる。そして、連投で調子悪くても他の選手が投げるよりいい球だから投げる。大阪桐蔭を代表する全国区にチームはエース級が何枚ももっているからこういう戦い方にはならない。吉田が甲子園の決勝まで連投で、大阪桐蔭に大量点を許して、「もう投げられない」となって後に投げたピッチャーも敗けたら終わりなのだから敗戦処理というわけではない。
2022-7-1 今のはシュートなのツーシームなの? フォークなのスプリットなの?
カットボールはスライダーよりスピードがあり、曲がりが少ない球、ツーシームはシュートと一緒と言っていいが、シュートの中でも縫い目が二つ見えるように進んでいく球を言う。ツーシームではない回転のシュートを投げるピッチャーもいるからだ。スプリットはフォークより速く、落ちが少ない、といったところか。