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勝つためにやる高校野球 邪魔する高野連 デッドボールの基準 負けるくらいなら痛くても当たりたい 今週のダイジェスト

2022-7-25 高野連は教育の一環を主張し、選手は勝負に勝つことだけを考える矛盾

その最たるものが審判の酷い判定を改めない仕組みだ。2年数か月の青春が一瞬の判断で水泡に帰す。審判だって確信があるわけではない。振り返れば違ったかも、と思って当然だ。人間だもの。人間だから間違える。それも一瞬の判断を100%正確になど、絶対無理なのは万人がわかっている。敗戦に立ち上がれないほど泣き崩れる選手の姿を目にしたら、一つの判定も誤ってはならない、と思うだろう。理不尽な勝敗を避けるべく手立てを考えそうなものなのに、変わらない。

2022-7-26 プロと高校野球でちがうデッドボールの基準 勝つためにはあたってでも

そのデッドボールだが、プロと高校野球では基準が偉く違う。高校野球とプロの野球での判定はストライク、ボールを代表として大きく違うところだらけなのだが、このデッドボールに関しては打ちに行って当たってもデッドボールのプロに対して、当たっているのにデッドボールにならない高校野球という現象がある。

2022-7-27 打ちに行って当たってもデッドボールのプロ 当たっているのにデッドボールにならない高校野球

打ちに行く打者はバットに当てようとしているのに腕に当たるということは打者のミスのはずだ。それなのにデッドボール判定ということはピッチャーのペナルティということになる。ピッチャー不満顔で納得いかない。振っているじゃないか、スイングだよ、むしろワンストライクだ、と。それもうしろの手に当たることもある。打ちに行って後ろの手に当たるのは、球筋を見極められていないということになる。ピッチャーの勝ちだ。それなのに、判定はピッチャーのペナルティであるデッドボール。

2022-7-28 デッドボールでも出たい選手は思わず体を入れる

選手は負けたら終わりだから当たってでも出たいと思わず近づいてしまうものだ。これは、どうしてもつなぎたい気持ちのあらわれだ。褒められた行為ではないが、敗けるよりはよっぽどましだから投球に寄ってしまう。高校野球では改めたい判定はいろいろある。広すぎるストライクゾーンには辟易させられる。他にもこの避けなかった打者にはデッドボールを認めない、というのもそうだ。ちょっと動いただけでスイングコールも改めたい。

2022-7-29 相手にくらいつく好ゲーム 点差は開かない愚ゲーム

東京の準々決勝では強豪相手に点が欲しいチームが、2塁ランナーがヒットに突っ込み2度ホームタッチアウトというものがあった。興奮する舞台で早く点が欲しいと焦ってコーチャーが回してしまうのだ。また、このチームは二死でランナーがフライに打球を見るという情けないプレーも披露している。これを好ゲームとは言わない。得点だけを比較した場合、僅差であっただけで好ゲームではない。

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